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【豪ドル米ドル】中銀のハト派スタンスに温度差

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

6月16日(火)豪ドル/米ドル

基調
持ち直し

目先の注目材料
・6/16 パウエルFRB議長議会証言
・主要国株価、国際商品価格

中銀のハト派スタンスに温度差

豪ドル/米ドル相場は、10日に0.70624ドル前後まで上伸して約11カ月ぶりの高値を付けたが、その後は3月安値(0.55086ドル前後)から28%超上昇した達成感も相まって反落。
昨日15日の東京市場では0.67762ドル前後まで調整した。
しかし、この日のNY市場で米連邦準備制度理事会(FRB)が社債買い入れの開始を発表すると0.69243ドル前後へと上昇。
本日は日銀が企業の資金繰り支援策の枠を110兆円規模に拡大(従来75兆円)した事で0.69763ドル前後まで反発した。
こうした日米の経済支援策を好感して両国の株価が持ち直しの動きを強めており、投資家のリスクテイク志向が回復した事が豪ドルの上昇を支援している。
また、日米中銀が「できる事はなんでもやる」として超ハト派スタンスを取っている一方、豪中銀(RBA)は追加経済支援にそれほど前向きではないと見られている点も大きい。
RBAは本日公開した議事録で「豪州の景気縮小は、当初予想より小幅に留まる見込み」と改めて表明。
豪政府が、新型コロナウイルスの早期封じ込めに成功した事もあって、RBAは景気の早期回復期待を高めつつあるようだ。
そうした中、本日のNY市場ではパウエルFRB議長が議会証言を行う。
10日の会見では米経済の先行きに厳しい見方を示し、米長期金利の低下とともにドル安を招いた。
パウエルFRB議長は、本日の証言でもハト派スタンスを維持する公算が大きいと見られ、ドルの続落に繋がる可能性もある。
豪ドル/米ドル相場が10日高値(0.70624ドル前後)を突破できるか注目したい。

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