
もしもしそこのアナタ!たまには空からチャートを眺めてみるのはどうじゃろう?
今回はチャートに棲む妖怪を紹介していくぞ


モコじい
チャートの海で生まれたテクニカル分析の精霊
趣味はローソク足の収集だが置き場所に困っているらしい

モコみ
モコじいの孫。アルバイトで各通貨ペアのチャートを回っている
雲なのに飛ぶのが苦手で基本的に低みの見物

- モコじいじゃ
今回もチャートの上空を散歩していくぞ
前回の「首つり線」が言っておった長~い妖怪「バケ線」を探すのじゃ 
- モコじい、それ絶対オバケじゃないですか!
イヤですよ~ 
- わしゃ長いローソク足が大好物なんじゃ!
いいから着いてくるんじゃ
で、出たー!下落局面の「バケ線」に要注意


- というわけで2019年夏ごろの豪ドル/円に到着じゃ

- モコじい、すごい下がってますよ!

- うむ、この時期は米中貿易戦争で世界が大騒ぎしていた頃じゃな

- それで、バケ線ってどんな妖怪なんですか?

- とにかく長~いらしいぞい

- じゃあ一番長いローソク足ですかねえ
これとか?


- それは長いだけのただの陰線じゃ

- (ただの陰線・・・)

- トランプさんが中国への課税を発表したときに急落した陰線じゃが、妖怪ではないみたいじゃな

- えー、それ以外となると・・・
あ、モコじい、アレじゃないですか? 
- お、奇妙なやつがおる!
とにかく降りてみよう


- で、出た~!
どう見ても完全にオバケですよ 
- モコじいじゃ
おぬしは妖怪「バケ線」かの? 
- そうだナ、バケ線(陽線)なんだナァ~

- おぬしはどんな妖怪なんじゃ?

- ボクは見た目どおり、長~い陽線なんだナ
下落しているときに時々でるんだナァ~
(声)
こちらは豪ドル/円(日足)の2019年8月13日に棲んでいるバケ線です。
バケ線(陽線)は下落局面の途中で出る長~い陽線のこと。
一見、相場が転換したように見えますが要注意!
イレギュラーな存在として知られています。

- モコみですけど、どこがイレギュラーなんですか?

- あと長すぎて首が疲れるから仕様を合わせてくれるかの

- ふつう長~い陽線が出たときは反発の兆しのように見られがちなんだナ
でもそうじゃないこともあるんだナァ~ 
- それは本当かのう

- 試しに向かってくればいいんだナァ~

- モコみ、向かっていくのじゃ!

- え~~!

- バッチコーイ!だナァ~

- うう、こわい・・・どすこーい!


- モコじい、突破したらさらに下げてます!

- なんと!
(声)
このバケ線は中国商務省と米閣僚が電話協議をした日のローソク足。
米国が対中関税を延期したことが好感されて豪ドル/円が特に上昇したのですが協議は結局うまくいかず、その後は一段安になったのでした。

- こういうのを「バケ線には立ち向かえ」というんだナァ~

- これはいいコレクションになったぞい
おぬしの仲間はもっといないのか? 
- ヨーロッパにいるんだナァ~

- モコみ、会いにいくぞ!

- またモコじいのヘンなクセが出た~
陰線の「バケ線」にも立ち向かえ!


- というわけで2016年冬ごろのユーロ/円じゃ

- こんどはすごい上げていますよ!

- このときはトランプ相場で円安が続いたからのう

- モコじい、見てください
こんどは黒いです!


- モコじいじゃ
おぬしもバケ線かの? 
- そうなんだナ
陰線バージョンなんだナァ~
(声)
ユーロ/円(日足)の2016年12月8日に棲んでいる陰線のバケ線がこちら。
さきほどとは反対に上昇局面で出現するのが特徴です。

- モコみですけど、やっぱり立ち向かうんですか?

- もちろんだナァ~

- モコみ、ファイトじゃ!

- そんなこと言っても、さらにオバケ度がアップしていますよ~

- ピッチャービビッてる~、だナァ

- モコみ、バカにされておるぞ!

- うう、ちぇすと~!


- モコじい、続伸しました!

- おお、よくやった!
それにしても、なぜこういう動きをするのかのう 
- それは、ボクたちは不確かな情報でムリに売り買いされて出現したローソク足だからだナァ~
(声)
バケ線はいわば「フェイクのローソク足」。
市場関係者のウワサなどで一時的に大きく動くことはあるものの、その後も上昇や下落トレンドは変わらず続伸・続落することからこのような動きになるのです。
長いローソク足に惑わされることなく、相場のトレンドを見極めたいですね。

- ボクたち長~いローソク足が出たときは~

- まずトレンドを見極めて判断してほしいんだナァ~

- 仲良くしたいけど慣れないなあ~

