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4月1日(水)ドル/円
基調
方向感模索
目先の注目材料
・4/1 米3月ADP全国雇用者数、米3月ISM製造業景況指数 ・米長期金利、主要国株価、国際商品価格
ADPとISMの重要性
本日は、米3月雇用統計の前哨戦である米3月ADP全国雇用者数が発表される。
新型コロナウイルスの感染拡大で都市が封鎖されたり、サービス業の営業が停止されたりと、米経済に甚大な影響が出ている。
そうした中で、米雇用情勢の大幅な悪化が見込まれており、市場予想は15.0万人減と2年半ぶりの減少が見込まれている。
今週3日の米3月雇用統計で非農業部門雇用者数がどの程度減少するかについて、文字通りの前哨戦となりそうだ。
このほか、本日は米3月ISM製造業景況指数の発表も予定されている。
こちらも44.5と2009年5月以来の低水準になると予想されている。
内訳の雇用指数が前回の46.9からどの程度悪化するかにも注目したい。
なお、米国の雇用情勢が顕著に悪化したのは3月後半からであり、3月9日から13日の週に集計された3月雇用統計にはそうした悪化が一部しか織り込まれていない可能性もある。
そのため、次回4月の雇用統計はさらなる悪化が避けられないと見られている。
それだけに、4月のタタキ台となる3月の雇用統計は重要だろう。
その3月雇用統計に繋がる本日のADP全国雇用者数とISM製造業景況指数の結果に注目したい。
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