2020年3月17日
【ドル/円】:上値余地を探る動き。ドルの戻り売り方針で。
ドル/円は直近の日足が先週末のNY市場終値から大きく下寄りのスタートとなりました。結果的には前日の大陽線の値幅内に実体が小さく上下にヒゲのある陰線が入り込んだ形となり、上下の抵抗を抜けきれずに終えています。短期トレンドはニュートラルな状態ですが、104円割れで越週するか、日足が103円割れで終えた場合は下値リスクが高くなります。逆に107.50超えで終えるか107.70-80の抵抗をクリアした場合は再度108円超えの抵抗の厚さをトライする動きが強まり易くなります。 ドル買いは105.00-10の押し目待ちとします。損切りは104.40で一旦撤退です。売りは106.70-80で戻り売り。損切りは107.60で撤退です。 日足の上値抵抗は106.50-60、107.00-10、107.40-50に、下値抵抗は105.30-40、105.00-10、104.60-70、104.00-10にあります。
【ユーロ/円】:下値抵抗を守って上値余地を探る動き。戻りは再び売り場となる可能性。
ユーロ/円は前日の大陽線の値幅内に実体が小さい陰線が入り込んでいます。117.00-10の下値抵抗を守ってタクリ足となっていることから、再度上値をトライする可能性に繋げていますが、120.50超えで終えるまでは下値リスクにより警戒が必要でしょう。買いは様子見か、116.90に損切りを置くなら117.50以下の押し目を軽く試し買い程度に。売りは119.00-10で戻り売り。損切りは119.60で一旦撤退です。
【ユーロ/ドル】:上値抵抗を抜けきれない可能性に注意。
ユーロ/ドルは、下ヒゲがやや長く実体の小さい陽線引けとなり、下値トライに失敗していますが、上値を切り下げる流れからも上抜けきれておらず、1.13台を回復して引けるまでは飛びつき買いにも注意が必要です。短期トレンドはニュートラルな状態ですが、1.1000割れで終えた場合は下値リスクがやや高くなります。買いは1.1050-60の押し目待ちとします。損切りは1.0990で撤退です。売りは1日様子見か1.1230-40で再度戻り売り。損切りは1.1310で撤退です。これが付いた場合は下値リスクが軽減されます
当社に無断で複製または転送することは、著作権の侵害にあたります。民法の損害賠償責任に問われ、著作権法第 119 条により罰せられますのでご注意ください。尚、このレポートは情報提供を目的としており、投資の最終判断は投資家自身でなさるようお願い致します。