いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
2月6日(木)人民元/円
基調
戻り試し
目先の注目材料
・新型コロナウイルスを巡る動向
・2/7 中国1月貿易収支
・主要国株価、国際商品価格
100日線のサポートで上昇トレンド維持を確認
新型コロナウイルスの感染拡大を受けて3日に15.44円前後まで下落した中国人民元/円(CNH/JPY)は、本日のアジア市場で15.80円前後へと反発している。
昨年末に上向きに転じた100日移動平均線がサポートとして機能した事で上昇トレンドの維持を確認した格好だ。
その後の反発によって1月後半からの下げ幅の半値戻しを達成。
本日は20日移動平均線(執筆時15.78円前後)も一時上抜けており、一段の戻り余地を探る展開になっている。
気になるのはやはり、新型コロナウイルスを巡る動向だろう。
中国では大学の研究チームが効果的な治療薬を開発したとの報道もあったが詳細不明につき過信は禁物だ。
ただし、中国国内のウイルス感染は拡大ペースが鈍りつつあり、海外での感染例・死亡例は引き続き限定的となっている。
足元で世界の株式市場が一斉に反発しているのは収束の予兆と言えるかもしれない。
事態が再び悪化しなければCNH/JPYは戻りを試す展開が続きそうだ。
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