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【ポンドドル】Brexit不安再燃とBOE利下げ観測

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

1月21日(火)ポンド/ドル

基調
下値模索

目先の注目材料
・1/21 英12月雇用統計
・1/21 トランプ米大統領講演、カーニーBOE総裁講演
・主要国株価、国際商品価格、米長期金利

Brexit不安再燃とBOE利下げ観測

ポンド/ドル相場は、英国の欧州連合(EU)=Brexitに対する不透明感が再び持ち上がった事や、英中銀(BOE)の利下げ観測で上値の重い展開となっている。
節目の1.30ドル前後では下げ渋る様子も見られるが、12月の英総選挙後の安値1.29050ドル前後を視界に捉えており、下値リスクが点灯中だ。
Brexitについては、英・EU間の新貿易協定の交渉期間(移行期間)入りが迫る中、英政府が協定締結の有無にかかわらず、年末にEUから離脱する方針を強めている。
わずか11カ月の移行期間内に新貿易協定を締結できる公算は小さく、協定がないまま離脱すれば、関税の復活などで「合意なき離脱」と同じ状態になるとの懸念が広がっている。
なお、ジャビド英財務相は17日、EUとの交渉について「(EUルールに)合わせることはない。我々はルールに従う立場ではなくなり、単一市場の中にも関税同盟の中にもいなくなる。我々は年内にそうする」と述べた。
BOEの利下げ観測については、カーニー総裁、テンレイロ理事、ブリハ理事らが、今年に入り利下げの可能性に言及。
前回の金融政策委員会(MPC)で、ソーンダース委員とハスケル委員が利下げを主張していた事を踏まえれば、9人のMPCメンバーのうち少なくとも5人は利下げに賛成すると見られる。
このままなら来週のMPCでは賛成多数で利下げが決まる公算が大きい。
その前に本日は、英12月雇用統計(9-11月のILO失業率と週平均賃金も同時発表)が発表されるほか、カーニー総裁がダボス会議で講演する。
市場は、これらによって利下げの確度を測る事になるだろう。
なお、ダボス会議初日の本日はトランプ米大統領もスピーチを行う予定となっている。

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