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予想外の利下げが示す脆弱さ、電力不足。通貨最下位、株価6位

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総括

予想外の利下げが示す脆弱さ、電力不足。通貨最下位、株価6位

予想レンジ 南アランド円 7.0-8.0

(ポイント)
*先週、南ア中銀は予想外の利下げを行った。低成長への早めの行動
*今週は消費者物価の発表
*11月小売売上は強かった
*11月製造業生産は弱かった
*2月に予算演説や3月のムーディーズによる格付け見直しを控えている。
*経済指標は停電の影響もあり弱い
*低成長と財政赤字が問題
*ムーディーズが格付けすれば全社ジャンク債級の格付けとなる
*3QGDPは前期比マイナスとなった
*経常収支・貿易収支は改善
*2019年の証券売り越しは増加
*大統領の財政改善や海外からの投資呼び込みの効果が出るか
*ムーディーズはエスコム社を格下げ
*世銀は成長見通しを下方修正
*移民排斥運動が勃発
*中銀はランドの平均的な水準を1ドル14.5としている

(予想外の利下げと要因)
 南ア中銀は利下げに踏み切った。事前に発表された11月の小売売上高は前年比2.6%、前月比では3.1%増加(前月はそれぞれ0.4%、0.1%)と強いものであったので意外感はあった。政策金利は0.25%引き下げられ6.25%となった。利下げは昨年7月以来で、全会一致で決定された。クガニャゴ中銀総裁は、「インフレ予想の低下やリスク特性の拡大で、経済に一段の緩和政策を加える幾分の余地ができた」と説明した。
中銀は今年と来年の経済成長率予測をそれぞれ1.2%、1.6%に下方修正。国内経済は「弱く」「ぜい弱だ」とし、短期的には電力供給の不足で経済活動の低迷が続く可能性が高いとの見方を示した。
中銀は今年のインフレ予想を4.7%に引き下げた。11月会合時点では5.1%だった。

 (今週の予定など)
今週は消費者物価の発表。2月の予算演説や3月のムーディーズによる格付け見直しを控えている。

(小売売上高は予想上回る) 
 11月の小売売上高は前年比2.6%、前月比では3.1%増加した。ブラックフライデー効果があり、衣料品、食糧品、家具などが伸びた。

(製造業生産は悪化)
 11月製造業生産は前年比3.1%減少、10月は2.1%減少であった。停電の影響が大きい。鉱産物価格は上昇しているが、生産は落ちている。いや生産が落ちているので価格が上昇しているのか。

(エスコム問題、中銀国有化を議論)
 与党・アフリカ民族会議(ANC)が1月17日から4日間の日程で始めた会合に注目したい。ANCは電力会社エスコムなど問題を抱える国営企業について協議するほか、中央銀行の国有化など意見の相違が大きい問題について意思統一を図る。

(南アフリカ航空(SAA)が民事再生)
 南ア政府は、南ア国営企業の1つである南アフリカ航空(SAA)が民事再生による破産手続きに入ることを発表した。2011 年以降赤字が続いており、負債総額は 200 億
ランド以上といわれ、主な原因はガバナンスの失敗、汚職、低コストの他航空会社との競争があげられる。今後は、更生管財人の指導のもと、経営の立て直しを図る。440人の従業員に影響が及ぶ可能性

テクニカル分析(ランド/円)

1月9日の上ヒゲで反落、戻りも鈍い

 日足。ボリバン下限から反発も1月9日の長い上ヒゲで下落。1月14日-16日の上昇ラインを下抜く。1月8日-17日、12月10日-1月8日の上昇ラインがサポート。1月10日-17日の下降ラインが上値抵抗。5日線下向き。
 週足。一時ボリバン上限に到達。12月9日週-30日週の上昇ラインを下抜く。12
月9日週-1月6日週の上昇ラインがサポート。12月30日週-1月6日週の下降ラインが上値抵抗。
 月足。4か月連続陽線から今月は陰線スタート。11月-12月、8月-10月の上昇ラインがサポート。18年12月-19年12月の下降ラインが上値抵抗。
年足、16年-18年の上昇ラインを下抜く。16年19年の上昇ラインがサポート。
15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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喜望峰

南アのマスマート、店舗閉鎖に関する協議を開始

 小売大手マスマート・ホールディングスのマスマート、労働関係法の189項と189A項に関する店舗閉鎖協議プロセスを1月14日に開始。
ディオンワイヤードとマスキャッシュの34店舗と約1440人の従業員がこのプロセスによる影響を受ける可能性がある。
マスマートは最近、多くの不採算店舗の合理化プロジェクトを実施。

情報提供元:FX湘南投資グループ
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