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ペソ円が7連続陽線で大健闘

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総括

ペソ円が7連続陽線で大健闘

予想レンジ 5.50-6.0 

(ポイント)(今週=消費者物価、鉱工業生産、来週=政策金利 小売売上)
*対円で7連続陽線
*3Qも経常収支は黒字となった、経常収支の改善でペソは弱くはない
*米国の新NAFTA批准も近い
*米中通商協議進展もペソ買いにつながった
*ブラジルやアルゼンチン政局や経済の安定もペソを支えた
*今月前半は米の南米への追加関税示唆で売られた
*最近の経済指標は弱く次回の利下げ観測もあり
*成長見通し下方修正 
*大型財政出動あり
*消費者物価の低下や低成長で政策金利は3回連続引き下げられた
*貿易収支も改善中
*海外からの直接投資が増加している
*政府はペメックスに支援、格付け会社は好感
*大統領の支持率はピークより低下し60%を割り込んだ

(低成長だが7連続陽線で大健闘)
 トランプ大統領が12月2日に「ブラジルとアルゼンチンが甚だしい規模で自国通貨の切り下げを行ってきた。これは米国の農民にとって不利だ。従って、両国から出荷される全ての鉄鋼とアルミニウムに対する関税を直ちに復活させる」とした。これがメキシコにも波及してペソは5.53まで下げたが、そこ(12月4日)から大反発7連続陽線となった。
 反発の理由は後述。

(弱い鉱工業生産、インフレは落ち着く)
 10月鉱工業生産は前年比3%減少、前月比1.1%減少。11月インフレーションは2.97%で目標の3%を割り込んでいる。政府は成長見通しを下方修正し、最近の他の.経済指標も弱い。政府は大規模経済対策を打ち出した。また中銀の次回の利下げ観測も出ている。
 
(強いペソ、その1 新NAFTA)
米民主党のナンシー・ペロシ下院議長は12月10日、米国・メキシコ・カナダ協定(USMCA)の修正について、トランプ政権と合意に達した旨を発表した。同日に米国、カナダ、メキシコ3カ国での署名式も行われ、早ければ来週(12月16日の週)にも米議会での批准法案の採決が行われる見通しだ。
ペロシ議長は、「今回の貿易協定はNAFTAよりも優れたものだが、われわれの取り組みによって、政権から当初提示されたものより飛躍的に改善した」と称賛した。

(その2、米中通商協議進展)
トランプ大統領は、「中国との大規模な合意に非常に近付いている」とした。米通商交渉団が第1段階の通商合意実現と緊張緩和に向け、15日に発動を予定する対中追加関税の見送りを提案したと報じられている。

(その3 南米情勢改善)
・債務問題に揺れるアルゼンチンのフェルナンデス次期大統領が、経済相に、債務再編分野の専門家であるグスマン氏を起用したことで市場が好感した
・ブラジルではインフレが落ち着き中銀が利下げを行ったことで安定感を取り戻した

(その4、需給は改善)
 2Qに続き3Qも経常収支は黒字となった、経常収支の改善でペソは弱くはない

(対中貿易交渉)
メキシコと中国の政府と企業のハイレベル代表団がで貿易と海外投資について協議を行う。貿易の円滑化、海外直接投資、エネルギー、インフラ、通信、金融サービスにおける協力などが今回の議題に挙がっている。

テクニカル分析

ボリバン下限から7連続陽線

 日足、7連続陽線でボリバン上限上抜く。雲の上に出る。12月11-12日の上昇ラインがサポート。5日線は上向き。
週足、前回触れたように11月11日週-12月2日週の下降ラインを上抜け。
9月30日週-12月2日週の上昇ラインがサポート。雲の上に出るか
 月足。ボリバン下限下抜きから戻す。19年8月-9月の下降ラインを上抜く。19年9月-10月の上昇ラインは下抜く。19年8月-9月の上昇ラインがサポート。19年10月-11月のダブルトップ5.72を上抜く。
 年足。16年-18年の上昇ラインを下抜くも再び上抜き返す。14年-15年の下降ラインが上値抵抗。陽転。

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VAMOS MEXICO

最近の大統領支持率

世論調査会社ミトフスキーの調査報告書によると、AMLO氏が大統領に就任した最初の四半期の政権支持率は最高で67.1%あったが、直近の11月は58.6%と8.5ポイント下降した。高い支持率を維持してはいるが、メキシコの歴代政権の初年終了時の支持率を見ると、サリーナス政権が69.2%と最も高く、カルデロンとフォックス両政権はAMLO政権と同じく約59%だったことから、AMLO政権の支持率が特筆して高いというわけではない

情報提供元:FX湘南投資グループ
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