カナダドル/円(4時間足)
直近1週間のポイント
・米中通商合意期待
・中国が米の香港人権法に報復
・米大統領がブラジルとアルゼンチンに追加関税
・米による対中関税発動への不安
足元のカナダドル/円は81円台半ばへと反落
米中通商合意への期待が広がる中、27日には82.50円台に上昇。
29日に発表されたカナダ7-9月期国内総生産(GDP)は予想通りで材料にならず。
米国の感謝祭休暇が明けた12月2日には一時82.60円台まで上昇しましたが、中国が米国の香港人権法に対する報復措置を発表した事やトランプ米大統領がブラジルとアルゼンチンに対する追加関税を発表した事で81.80円台に反落。
3日には15日に予定されている米国の対中関税発動が回避できないとの不安が広がり81.50円台まで下落しました。
目先のカナダドル/円の注目ポイントはカナダ中銀とカナダ雇用統計
12月4日にカナダ中銀(BOC)が政策金利を発表します。
10月会合では「保険的な利下げ」を検討したものの、現時点では必要ないと判断した事を明らかにしました。
そうした中、今会合でも政策金利は1.75%に据え置かれるとの予想が大勢です。
今回も「保険的な利下げ」に対するスタンスが焦点となりそうです。
また、12月6日はカナダ11月雇用統計が発表されます。
新規雇用者数と失業率が注目されますが、市場ではカナダ経済は堅調との見方が強いだけに、弱ければ将来的な利下げ観測が浮上する事も考えられます。
その他、米中通商協議の行方に関する報道も引き続き材料視されやすいでしょう。
来週までのカナダドル/円の見通し
予想レンジ
80.500~83.000円
基調
方向感模索
来週までの注目ポイント
☆12/4 カナダ中銀政策金利
☆12/6 カナダ11月雇用統計
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