と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
ここ数日で抑えておきたいポイントやFXの基礎知識を紹介していきます。
目次
1.ポイント
2.「ボラティリティ」ってなに?
3.レバレッジでリスクコントロール
4.セットで覚えよう「リクイディティ」
5.まとめ
ポイント
◎ボラティリティとは「価格の変動率」のこと
◎利益チャンスと損失リスクはレバレッジでコントロール
◎ボラティリティとリクイディティはセットで覚えちゃおう
- ねぇねぇベレーちゃん
- どうしたのだ?キャンドルちゃん
- ぼく、FXをするときはいつもドル/円を取引してるんだけど、最近あんまり値動きがなくて……
もっと値動きのある通貨ペアで取引したいんだけど、よくわからないんだよねー - キャンドルちゃんは「ボラティリティ」って聞いたことある?
- ボラティリティ?
なに、それ。アツいの? - アツい時もあれば寒いときもある!
そんなボラティリティについて今回はお話するのだ~
「ボラティリティ」ってなに?
- ボラティリティだかボランティアだか知らないけど、
それを知ってると何かいいことでもあるの? - なんか興味なさそうだけど……
ずばり、ボラティリティとは「価格の変動率」のことを言うのだ!
価格の変動が大きければボラティリティも大きくなり、価格の変動が小さければボラティリティも小さくなる、ということなのだ!
- なるほど!
ボラティリティが大きい通貨ペアを選べばそれだけ値動きが大きいってこと? - そうなのだー
- なんだー!
じゃあ、早速ボラティリティの大きい通貨ペアで取引したいから教えてよ!
値動きが大きいから、利益チャンスも増大だー!アツーい! - よく考えるのだキャンドルちゃん!
ボラティリティが大きいと利益チャンスが増えるのと同時に損失の恐れも増えるのだ!
下手したらロスカットだってあり得るのだ!
ロスカット参照:「今さら聞けない!?ロスカットと口座照会のヒミツ」まんが!週刊FX 2019年9月27日号
- そ、そっか……
じゃあ、ボラティリティが大きい通貨ペアはやらないほうがいいってこと? - 確かにボラティリティが大きい通貨ペアはリスクも高いけど、ちゃんと活用すれば利益チャンスにつながることも間違いではないのだ!
レバレッジでリスクコントロール
- ぼく全然わからないんだけど、FXのボラティリティって大きいの?小さいの?
- ん~例えば、株の場合は1年間で株価が2倍~3倍に上昇する銘柄もあって、価格の変動率も大きいのだ
- 2倍、3倍はすごいね!
でも、ぼくだったら利益チャンスより損失のほうが怖くて手がつけられないかも…… - FXの場合、例えばドル/円が1年間で100円から200円になるなんて事は考えづらいのだ
- 確かにそうだね!
でも、FXも株と同じように損益幅が大きくなったりするのはなんでだろ?
だからFXはこわいなんて話も聞いたりするよ? - それはね、FXにはレバレッジがあるからなのだ!
更にいえば、レバレッジを使ってボラティリティをコントロールできるとも言えるのだ!
レバレッジとは、担保となる手元の資金(取引保証金)の最大25倍もの金額の外貨を取引できること。 普通なら、10万円の資金(取引保証金) であれば10万円分の取引しかできないはず…しかし10倍のレバレッジを使うと、取引できる金額が10万円の10倍、つまり100万円となります!レバレッジをかけると、手元の資金(取引保証金)の何倍もの金額を取引できるのです。
- レバレッジでボラティリティをコントロール?
- 例えば、ボラティリティが大きい通貨ペアは、不利に動いたときのことを考えて取引数量を少なくする(レバレッジを下げる)ことでリスクを抑えることができるのだ!
反対にボラティリティが小さい通貨ペアは、取引数量を多くして(レバレッジを上げる)利益を増やすことができるのだ!
- なるほど!
すごーい!アツーい! - だから、ボラティリティが大きい通貨ペアを取引する時はレバレッジを低くしたり、損切りをしっかりとすることでリスクを抑えることが肝心なのだ
- 自分である程度リスクをコントロールできるなら、怖くないね!
セットで覚えよう「リクイディティ」
- ところで、ドル/円以外のボラティリティってどうなってるの?
- おぉ、大切なところをわすれていたのだ!
今回は、マネ育チャンネルに掲載している「変動率ランキング」を見てみるのだ
参考:外為どっとコム 取引口座『外貨ネクストネオ』変動率ランキング
集計期間:2019年11月11日から11月15日の営業日
- メキシコペソ/円が一番ボラティリティが高いね!
じゃあ、早速トレードしちゃおー! - 待つのだキャンドルちゃん!
さっきの表の上位3通貨ペアをよく見てみるのだ - 1位がメキシコペソ/円で、2位がロシアルーブル/円、3位が南アフリカランド/円になってるね
- なぜこれらの通貨ペアが上位にいるかわかる?
- え~と……いっぱい取引されてるから?
- 不正解なのだ
実は、これらはマイナー通貨と呼ばれていて、取引量が少ない通貨ペアなのだ! - え~なんで取引量が少ない通貨ペアが上位にいるの?
- まず、取引参加者が少なく、取引量が少ない状態を「流動性が低い」なんていうのだ
反対に、ドル/円なんかのメジャー通貨は取引参加者が多く、取引量が多いから「流動性が高い」のだ - あ、流動性がどうのって聞いたことあるよ!
- 流動性が低い通貨ペアは、少しの売り買いでも価格に大きく影響しやすくボラティリティが高くなるのだ
ちなみに流動性のことを「リクイディティ」と言って、ボラティリティとセットで覚えておくと役に立つのだ~ - リクイディティが低いと、ボラティリティは大きくなる傾向にある、ということ?
- その通りなのだ!
- じゃあ、なんでマイナー通貨は取引量が少ないの?
- ドル/円などのメジャー通貨に比べてちょっとリスクが高いのだ
- リスク?
- まず、マイナー通貨と呼ばれる国の情報を手に入れることが難しいのだ
情報量が少ない通貨ペアを取引するのはリスクが高いとして、みんなやりたがらないのだ - 確かに、情報がないと相場の動きが読めないもんね
- 更に、マイナー通貨は地政学的に不安定な国が多いのだ
戦争やテロなど予測しづらいことで相場が大きく動いてしまうリスクも少なくないのだ - ひえ~
なにも考えずに取引したら危ないところだったよ…… - ただボラティリティが大きいから利益チャンスだと思って飛びつくんじゃなくて、その背景を知ることもリスクを抑えることに繋がるのだ!
- 勉強になります~
まとめ
- 繰り返しだけど、ボラティリティが大きい通貨ペアは利益チャンスもあるけどリスクも高くなる傾向にあるから、 取引するならレバレッジを低めに、浅めの損切りを設定するのが良いと思うのだ!
- ボラティリティが大きい通貨ペアにもチャレンジしてみるよー!