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11月19日(火)豪ドル/円
基調
下値不安
目先の注目材料
・主要国株価、国際商品価格
RBAが利下げを検討していた事が判明
豪中銀(RBA)は今月5日に開いた理事会(政策金利は0.75%に据え置き)の議事録を公表し、「理事会では利下げを検討した」事を明らかにした。
5日の声明からは差し迫った利下げの示唆はなかっただけに、今回の議事録を受けて豪ドル売りが強まった。
なお、豪政策金利先物が織り込む12月3日の理事会での25bp利下げ確率は前日の2割前後から3割前後に上昇している。
失業率が上昇するとともに新規雇用者数が減少に転じた「(10月)雇用統計ショック」を考え合わせると、12月利下げの織り込みがもう一段進んでも不思議ではないだろう。
豪ドル/円は、米中通商協議の行方を巡る報道に一喜一憂しながらも、上値切り下げ型の相場展開となっており、14日に付けた月初来安値73.36円前後の下抜けによる下げ加速に注意が必要と見られる。
短期的には、米中通商協議に絡む報道がカギとなるが、12月3日の利下げの可能性を巡っては、来週26日に行われるロウRBA総裁の講演がきわめて重要なイベントとなりそうだ。
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