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その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。
11月12日(火)NZドル/円
基調
下値堅い
目先の注目材料
・11/13 RBNZ政策金利、オアRBNZ総裁会見
・主要国株価、国際商品価格
利下げ観測再浮上
明日のNZ中銀(RBNZ)金融政策決定会合を前に、NZドルが弱含んでいる。
本日RBNZが発表した2年先のインフレ予想が1.80%と2016年10-12月期以来の水準に低下した事で、明日の利下げの可能性が意識された模様。
NZ金利スワップ市場が織り込む明日の利下げ(25bp=0.25%)確率は75%前後へ上昇している。
1週間前は50%台で、まさに「五分五分」という状態であった。
そうした中、本日のNZドル/円は一時69.00円台へと下落した。
RBNZは、前回の9月会合では政策金利を史上最低の1.00%に据え置き、追加利下げに含みを残しつつも、その時期については手掛りを示さなかった経緯がある。
それだけに、今回の利下げについても直前まで織り込みが進まなかったと見られる。
据え置き観測がまだ残っている事を踏まえると、利下げなら素直にNZドル安に振れる公算が大きい。
一方で、仮に据え置きならNZドル高の反応が見込まれる。
なお、会合後にはオアRBNZ総裁の会見も予定されている。
50bpの大幅利下げを決めた8月会合後の会見ではマイナス金利の可能性に言及して市場を驚かせた。
今回も、発言内容次第ではNZドル相場に二次反応が強く出る可能性があろう。
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