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トルコ進軍でリラと株価が下落 解決策は?

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総括

トルコ進軍でリラと株価が下落 解決策は?

予想レンジ トルコリラ/円 17.5-19.0

(ポイント)
*米軍が撤退した以上、国連軍の駐留が必要か
*トランプ大統領はシリア・トルコ国境地帯から撤退を表明
*トルコ軍はシリア難民の安全地帯確保と銘打って同地域へ進軍した
*米政府はトルコへ経済制裁を課す
*EUはトルコへの武器輸出を制限
*ただ米政府高官は撤退は一部と発言
*クルド族や海外は米軍撤退やトルコ進軍を批判
*鉱工業生産は悪化、今週は失業率、小売売上、自動車生産の発表あり
*9月CPIは2017年7月以来の一桁台となった
*8月貿易収支は25億ドルの赤字、9月製造業PMIは改善した
*新経済プログラムが公表された
*イランからの原油輸入は続ける
*2回連続で政策金利は大幅に引き下げられた
*経常収支は改善中
*今年はプラス成長に転じるか
*エルドアン大統領は政策金利が一桁台になることを示唆
*来年は5%成長を目指す
*内外での政治絡みのトラブルが多い
*EUとの難民問題あり
*観光業は好調
*海外からトルコ国内への投資は増加
*トルコは軍事でよりロシアに接近している

(通貨最下位、株価12位、平和の泉作戦でリラ下落)
 トルコの経済状態が改善しつつあったところへ「平和の泉作戦」となりトルコリラは下落した。トルコ軍によれば、10月9日に始めたシリア北東部での「平和の泉」と名付けた軍事作戦でこれまでに数百人の「クルド人テロリスト」が死亡した。トランプ大統領は米軍はシリアから撤退、同時にトルコによる軍事作戦に関与しないという発言をしていた。この決定は突然のことで米国共和党内からも中東情勢を不安定にすると批判がなされたが、ムニューシン財務長官は、トルコに対する「非常に重大な」制裁を新たに科す権限を米当局に与えたことを明らかにした。長官は「非常に強力な制裁措置で、制裁を科す必要がないことを望むが、必要に応じてトルコ経済を停止させることが可能」とし、制裁が発動される可能性について「金融機関に通知している」と述べた。
 経常収支、製造業PMIが改善し消費者物価も落ち着いてきてアルバイラク財務相が来年の成長率は5%に達すると発言したばかりであった。米軍撤退でトルコとトルコがテロ組織とみなすクルド人との均衡が破れた。エルドアン大統領は11月に訪米しトランプ大統領と会談する。世界を納得させることが出来るかどうか。

(トランプ大統領、経済制裁へ)
 トランプ大統領は14日、トルコによるシリアでの越境軍事作戦に抗議する一連の措置として、トルコ指導部に対する制裁の承認、鉄鋼関税の再発動、通商協議の打ち切りを表明した。(米軍が撤退した以上、国連軍の駐留が必要か。トルコは誰と話し合うのか?シリア、クルド族、米国、EU、国連か)

(エルドアン大統領の言い分)
 エルドアン大統領は、テロとの戦いについて演説した。
エルドアン大統領は、シリアで3日目となった平和の泉作戦は、トルコにいるシリア難民を安全に家々に戻すことになると強調した。
「我々の戦いは、クルド人の兄弟たちとではなく、分離主義テロ組織PKKとその分派のPYD/YPGとの戦いだ」と語った。この戦いは、誰が何と言おうと止められはしないと述べたエルドアン大統領は、「後戻りはない」と話した。
「我々が経験してきた悩みは、我々の地域の運命ではない。この悪い進捗を止めるのは我々にかかっている」と話したエルドアン大統領は、平和の泉作戦はシリアを分断するためではなく、シリアで暮らす人々すべての安心を守るために実施されていると、改めて述べた。

(トルコ株急落 平和の泉作戦後)

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(経済指標、鉱工業生産、失業率、小売売上)
8月鉱工業生産は前年比で3.6%減少、7月は1.1%減少。今週は失業率、小売売上、自動車生産の発表がある

テクニカル分析(トルコリラ/円)

ボリバン上限から下限へ

日足、ボリバン上限から反落しボリバン下限を一時下抜く。10月11日-14日の下降ラインが上値抵抗。8月26日-10月4日の上昇ラインを下抜く。5日線下向き。
まだ雲上。ボリバン下限。
週足、9月2日週-30日週の上昇ラインを下抜きボリバン下限へ近づく。
9月30日週-10月7日週の下降ライが上値抵抗。
月足、19年5月-7月の上昇ラインを下抜く。19年8月-9月の下降ラインが上値抵抗。8月は陰線であったが下ヒゲを残し9月は上昇。10月は8月-9月の上昇ラインを下抜いて下落スタート。
年足 4年連続陰線、今年も陰線。15年-18年の下降ラインが上値抵抗。

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メルハバ

EU、トルコへの武器輸出制限で合意 禁輸措置には踏み切らず

EUは、トルコへの武器輸出を制限することで合意した。同国がシリア北部で展開する軍事作戦を受けた決定。しかし、域内全体での禁輸措置に踏み切ることは避けた。EU外相はまた、トルコがキプロス沖で進める石油・ガス掘削を巡り、経済制裁を策定する方針で一致した。






情報提供元:FX湘南投資グループ
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