“多少ではなかったセンチメントの変化。” 

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ドル・円相場が自分の意に反してじり高となり高値108.25を示現したが、正直言って未だピンと来ない。
先週のレポートで、“市場のセンチメントが多少変わった感がある。”と書いたが、どうやらそれが多少ではなかった。

ドル高の背景には
‐米中貿易交渉進展への期待。
‐香港情勢正常化への期待。
‐英国の合意無き離脱への警戒感の後退。
‐一時1.4%台へと下落していた10年物米債利回りの1.9%台への急激な戻し。
などが挙げられるが、利回り回復以外はどうも期待ばかりが先走った一時的なものとしか考えられないのは塾長だけなのだろうか?

とは言え、明らかにドル・円相場はジリジリと値を切り上げている。
先週までの“戻り売り戦略”を、“何処まで戻るかを検証し再び下がりだしたら売る。”戦略に変えたい


遅めの夏休みを頂いて現在サンフランシスコに滞在しており、現在は現地時間月曜日の午前6時過ぎ。
毎年この時期に米国の金融関係者、資金運用会社(ファンド)、顧客が集まってゴルフをしたり、食事をしながら政治、経済、スポーツを語り合う楽しい会合である。

今週はFOMC.が開催され、利下げ幅が話題になっているが彼らの意見も聞いてみよう。
来年の大統領選挙の話も聞いてみたい。
因みに3年前の大統領選挙では“クリントンとトランプ、どちらが大統領になってもどっちもどっちだが、トランプ大統領が誕生したら株は下がりドルも下がるだろうな。”と話していたが“America first !”を掲げて言いたい放題、したい放題を行ってきたトランプ大統領に良い意味で裏切られた感じがしないでもない。
(問題はこれが何時まで続くかであるが….)

今週のレポートは短いものになってしまったが、為替に関してどうも自分と市場のPerception.(知覚)がずれている感じがするので少し頭を冷やしてみたいと思う。

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