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【カナダドル円】カナダ中銀のスタンスに変化はあるか

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いま最もホットな通貨ペアを日々ピックアップ!
その動向や見通し、注目材料をコンパクトにお伝えします。

9月4日(水)カナダドル/円

基調
方向感模索

目先の注目材料
・9/4 カナダ中銀政策金利
・国際商品価格、主要国株価

カナダ中銀のスタンスに変化はあるか

本日はカナダ中銀が政策金利の発表を行う。
市場予想は1.75%に据置きで見方が固まっている。
カナダ中銀は、前回7月の会合で「貿易摩擦の悪化は引き続き、世界情勢およびカナダを巡る見通しへの最大の下方リスク」とする声明を発表。
同時に成長率見通しを引き下げるなど、従来に比べややハト派に傾斜した。
しかし、カナダ中銀は「現在のスタンスは緩和的」との見解を維持。
足元のカナダ経済が堅調である事からも中立スタンスを崩していないと見られ、利下げ観測が浮上するには至っていない。
なお、カナダ4-6月期国内総生産(GDP)は、前期比年率+3.7%と、中銀予測の+2.3%を大幅に上回った。
また、カナダ7月消費者物価指数は前年比+2.0%とインフレ目標の中央値にある。
経済状況だけを見れば、カナダ中銀が中立スタンスを崩してまでハト派に傾く事は考えにくい。
ただし、他国との緩和競争を念頭に置けば「米中貿易戦争の激化」を理由に利下げ含みのハト派スタンスを打ち出しても不思議ではない。
今回のカナダ中銀の声明は大きな注目を集めそうだ。