と～っても忙しい人に、まんがでお届けするＦＸ。
今回おさえておきたいネタはこれだ！
ドルストレート？クロス円？？
- ピザちゃんは米ドル/円以外のドルストレートには興味ないの？
- ストレート？
- うちで使っている麺は縮れ麺だよ！文句があるなら他あたってくれぃ！！
- 店主は外為どっとコムが外為どっとラーメンを開発してからお客さんを取られないかピリピリしてるんです・・・（ヒソヒソ）
- 冷やし中華さん、誤解なのだ～
米ドル/円やユーロ/米ドルのように、米ドルが絡んだ通貨ペアを「ドルストレート」と言うのだ！！
ちなみに、米ドル以外の外国通貨と日本円の組み合わせの通貨ペアのことは「クロス円」って呼ばれているよ！！
ドルストレートとクロス円のなかま
- 米ドル/円やユーロ/米ドルで取引しているって言うより、「ドルストレートを中心に取引している」って言ったら出来るヤツって感じがします・・・
- まぁ・・・ニュースとかでもクロス円やドルストレートといった単語はでるから覚えておいて損はないのだ！
- でも、どうしてクロスとか、ストレートなんて呼ばれているんでしょう・・・？
- おっイイ質問なのだ！まず、クロス円について説明するのだ～
例えばピザちゃんがユーロ/円を買おうとするでしょ！
この場合は、単純にユーロと円の通貨ペアだから、円を手放して（売って）、ユーロを買う・・・と思っているかもしれないけど実際はちょっと違うのだ！
その間に実は一回、日本円を米ドルに変えて、その米ドルでユーロを買うことになるのだ～ - えー！！米ドル以外の通貨で取引する時も一度米ドルに変えなきゃいけないなんてすごいめんどくさいです・・・
- 世界の基軸通貨は「米ドル」なので、ユーロ/円のように米ドル以外の通貨と円を取引する場合でも、米ドルを介さないとけない仕組みになっているのだ～
ただ、これを実際のFX取引でしていたら、時間＆労力もかかるし、大変だよね～ - お客さん待たせちゃうからそんな面倒なことできないよ！！麺が乾燥しちゃうよ（ぷんぷん）
- チーズもカピカピになっちゃうよ（ぷんぷん）
- （接客中に取引してるんかい）
心配ないのだ～この手間を省くため、それぞれのレートを掛け合わせる（クロスさせる）ことによってレートが算出されているのだ！
みんなが見ているユーロ/円のレートは「米ドル/円」と「ユーロ/米ドル」が掛け合わされたレートってこと！
単純にクロス円を買いたい場合は表示されているレートを見ながら取引を始めればいいんだよ！
だから、ふたりがカピカピになることもないのだ～ - なーんだ！難しく考えちゃいました・・・・
あっ、クロスさせるから「クロス円」って呼ばれているのでは・・・？ - 大正解！！
ちなみに、ドルストレートとは、米ドルと米ドル以外の外貨を直接（ストレート）取引する事になるから、そんな名称なのだ～ - なるほど～ 勘違いしてご麺よ！よくわかったよ！！
- ご麺（ゴメン）・・・
まぁ、豆知識として覚えておくといいのだ～
じゃ、せっかくだから、クロス円とドルストレートの関係性について説明しちゃうね！
いきなりですがここで問題です！
ユーロ/米ドルが上昇しているとき、米ドル/円はどう動くと思う？ - どうなんでしょう・・・
ユーロ/米ドルがあがっているということはユーロは買われていて、米ドルが売られているってことだから・・・
うーん・・・ - あっ！米ドルが売られているってことは「米ドル/円」は下げる？？
- 正解なのだ～
どちらのも基軸通貨が米ドルの通貨ペアだから、米ドルが弱含む相場においては基本的に米ドル/円は下落して、ユーロ/米ドルは上昇するよ！
為替相場においてはこのような「逆相関」の関係になる傾向があるのだ～
米ドル/円とユーロ/米ドルの値動きケース①
- ということは、ユーロ/米ドルがあがっているときは米ドル/円を売って、逆にユーロ/米ドルがさがってきているときは米ドル/円を買っちゃえば簡単に儲けることができる！！
- ところが、そんなにあまくはないのだ～
これを見よ！
米ドル/円とユーロ/米ドルの値動きケース②
- ユーロ/米ドルも米ドル/円もどっちもあがっている時間帯がありますね・・・
- どっちも下げている（上げている）、「相関」のケースだってもちろんあるのだ～
- じゃあ、この後どう動くかなって考えた時に全く参考になりませんね！
- まぁまぁ！ちょっとこれを見てほしいのだ～
ケース②のようにユーロ/米ドルも上げていて（ユーロ高・米ドル安）、米ドル/円も上げている（米ドル高・円安）ということは、「ユーロ」「米ドル」「円」の3通貨では1番日本円が弱い（安い）ってことだよね！！
「ユーロ＞米ドル＞円」
ここから何か見えてこない？ - ユーロが一番強くて、円が一番弱い・・・
強いと買われるから「ユーロ高」、弱いと売られるから「円安」・・・
あれれっ？「ユーロ/円」がこの場合はあがるかもしれないってことですか？？ 
- そうなのだ～
もちろん関係性が崩れるケースもあるから、必ずしもそう動くとは限らないけどね！！ - でも、「どこで買おうかな」とか「いま買っても大丈夫かな」って見通しを立てる時の幅がひろがるかも！
- そうだね～特性を知っているのと知らないのじゃ全然変わってくると思うのだ～
「逆相関」「相関」の値動きケース
- 米ドル/円で取引しているので米ドル/円のチャートばかり目を向けてましたが、ほかの通貨ペアの値動きも見て取引チャンスを広げたいと思います！
- 相関性・逆相関も含めて色々チャートを照らし合わせると見えてくる事があると思うのだ～
これらをうまく役立てることが出来れば取引スキルもステップアップできるはずだよ！！
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