ジョンソン英首相は21日、就任後初の外遊先としてドイツを訪問しメルケル独首相と会談した。
ジョンソン首相は以前よりアイルランドとの国境問題対策の「バックストップ条項」をEU離脱協定案から削除することを主張している。
今回の会談を経てメルケル独首相は「30日以内にバックストップの代替策が見つかれば、物事は正しい方向に進む」として、ジョンソン氏の主張に条件付きながらも一定の理解を示した。
次の訪問地はフランスだが、マクロン仏大統領は離脱協定案の再交渉はしない立場を明確にしており、両首脳の議論の行方は不透明だ。
なお、フランス大統領府関係者は21日、「英国の合意なき離脱は今や中心シナリオ」との見解を示した。
9月上旬の英議会再開や10月末の離脱期限を控えて、Brexitを巡る議論が活発化し始めた。このため、動きがやや鈍っていたポンド相場も再び変動が活発になりそうだ。
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