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ジャクソン・ホールシンポジウムに市場の関心が集中 注目の高金利通貨 豪ドル/円 8月21日号

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豪ドル/円(4時間足)

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直近1週間のポイント

・豪7月雇用統計良好
・中国と独の政策期待で過度な懸念は後退
・RBA議事録は目新しい記述なし

足元の豪ドル/円は72円前後で小幅な値動き

15日の豪7月雇用統計が好結果となり72.50円付近まで上昇しましたが、その後は一進一の展開となっています。
16日には中国が家計の可処分所得を引き上げる策を発表、ドイツでは財政出動の可能性が報じられました。
これを受けて世界的な景気後退への過度な懸念は緩和しましたが、豪ドルの上値は重く72.00円前後でもみ合う展開が続きました。
20日に公表された豪中銀(RBA)議事録にも目新しさはなく、72.30円台で伸び悩むと71.90円台に押し戻されるなど方向感に乏しい動きとなっています。

当面の豪ドル/円の注目ポイントはジャクソン・ホールシンポジウム

8月の名物イベントであるジャクソン・ホールシンポジウムが22-24日に開催されます。
23日にはパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の講演が予定されており、市場の関心が集まっています。
米中貿易戦争のあおりで世界景気の後退懸念がくすぶる中、FRBが市場に歩み寄る形で9月利下げに前向きな姿勢を示すとの見方が大勢です。
もっとも、市場はすでに年内あと2回の利下げを織り込んでおり、パウエル議長の講演内容が市場にとって「満額回答」となるかどうかは不透明と言わざるをえません。
議長が市場の期待を上回るほどのハト派姿勢を示せば、株高・ドル安の流れとなり、豪ドルが上昇する公算ですが、反対に期待したほどハト派的ではなかったと受け止められれば、株安・ドル高によって豪ドルが下落する事になりそうです。
なお、今回のジャクソン・ホールシンポジウムでは24日にロウ豪中銀(RBA)総裁の講演も予定されています。

来週までの豪ドル/円の見通し

予想レンジ
70.900円~73.100円
基調
方向感模索

来週までの注目ポイント

・8/22-24 ジャクソンホール・シンポジウム
☆8/23    パウエルFRB議長講演
・8/24    ロウRBA総裁講演

「為替チャート|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら

「高機能チャート(テクニカル分析|豪ドル/円(AUDJPY)|60分足」はこちら 

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