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【見通し】株式明日の戦略-AI関連が売られて大幅安、来週は中銀イベントを前に緊張感が高まる

5日の日経平均は大幅続落。終値は882円安の66588円。

 日経平均は大幅安。プライムで1000を超える銘柄が上昇したにもかかわらず、800円を超える下落となった。悩ましいのはTOPIXも下落していること。きょうの値上がり銘柄数(1196銘柄)であれば、終日堅調に推移してほしかった。TOPIXは時価総額が大きい銘柄の影響を受けやすいが、直近ではソフトバンクGやキオクシアHDが躍進して時価総額ランキングの順位変動が起きたことが話題となった。今後は日経平均ほどではないにしても、TOPIXもAI関連の影響を受けやすくなるかもしれない。良くも悪くも日本株はAI関連次第という様相が強まりつつある。

【来週の見通し】
 軟調か。翌週に日銀金融政策決定会合(6/15~16)とFOMC(6/16~17)が控えており、これらを前に様子見ムードが強まるだろう。6月3日の植田総裁の講演を消化して、市場では6月の利上げが意識されている。利上げに関して確度の高い観測報道が出てくる可能性もあり、長期金利の動向に神経質となりそう。メジャーSQ週だけに、日々の指数の振れ幅が大きくなる展開も想定される。イベント待ちで強気にも弱気にも傾きづらいが、足元で強く買われていたAI関連は利益確定売りに押されやすくなると思われる。その分、全体もやや弱含みで推移すると予想する。

【今週を振り返る】
 不安定な動きが続いた。6月相場に入ったが、1日は下落銘柄がかなり多い中でもソフトバンクGやキオクシアHDが強く、日経平均は600円を超える上昇。2日は下落したが売り一巡後は下げ渋り、3日は多くの銘柄が買われたことで1667円高と4桁の上昇となった。一方、4日はソフトバンクGの大幅安が響いて900円を超える下落となり、5日は多くの銘柄が上昇したものの、半導体株などAI関連が弱く、800円を超える下落となった。3日に68700円台に乗せた後、5日には一時65800円台に突入するなど乱高下したが、週間ではプラスを確保した。日経平均は週間では約258円の上昇となり、週足では3週連続で陽線を形成した。

【来週の予定】
 国内では、1-3月期GDP改定値、5月景気ウォッチヤー調査(6/8)、5月マネーストックM2、5月工作機械受注(6/9)、5月企業物価指数、30年国債入札(6/10)、4-6月期法人企業景気予測調査、5月都心オフィス空室率(6/11)、メジャーSQ(6/12)などがある。


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ