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【見通し】株式明日の戦略-一時4桁上昇も終わってみれば3円高、値を保てるかが焦点に

27日の日経平均は小幅反発。終値は3円高の64999円。

 東証プライムの売買代金は概算で11兆0600億円。業種別では精密機器、水産・農林、化学などが上昇した一方、非鉄金属、その他金融、情報・通信などが下落した。証券会社が目標株価を引き上げた武蔵精密工業が急騰。半面、5月に入って騰勢を強めていたFIGが、ストップ高をつけた後に一時ストップ安となるなど乱高下して急落した。

 東証プライムの騰落銘柄数は値上がり720/値下がり790。米ハイテク株高を追い風に、アドバンテストや東京エレクロトンなど半導体株が買われる展開。証券会社が目標株価を引き上げたKOKUSAIが急伸した。ファーストリテイリングや信越化学が大幅上昇。1Qの営業黒字転換が好感されたダイドーGHDが値を飛ばした。

 一方、前日は強く買われたソフトバンクGが7%を超える下落。キオクシアHDが終盤に崩れて3%を超える下落となった。古河電工やフジクラなど電線株の一角が軟調。電線以外でもJX金属やUACJなど非鉄株には大きく売られるものが多かった。三菱地所や東京建物など不動産株が全般弱く、住友不動産が6%を超える下落となった。

 日経平均はかろうじてプラスを確保したが、場中は失速感が強かった。66000円を上回った日に65000円を下回って終えるというのは、印象が良くない。あすは大崩れすることなく値を保ってほしいところだ。改めて上を試す動きが見られるようなら、きょうの失速は利益確定売りの一環と捉えられるだろう。一方、下落して65000円が遠くなってしまうと、月末を意識した手じまいの動きも出やすくなる。ソフトバンクGやキオクシアHDがカギを握ると思われるだけに、これらが底堅く推移できるかどうかに注目しておきたい。

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ