20日の香港市場は反落か。米長期金利の急上昇が重荷となって前日の米株式相場が下落した流れを引き継ぎそうだ。19日のNY債券市場で長期金利の指標となる10年物国債利回りは一時4.68%と2025年1月以来、約1年4カ月ぶりの水準に上昇した。香港市場でも金利上昇への警戒感から売りが先行すると予想する。
金利動向を巡っては、米連邦準備理事会(FRB)が香港時間21日未明に発表する4月開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨が注目の材料となるだろう。一方、中国人民銀行(中央銀行)はきょう寄り付き前に5月の最優遇貸出金利(LPR、ローンプライムレート)を発表する。
19日のNY株式相場はダウ平均が反落し、ハイテク株主体のナスダック総合は3営業日続落した。原油価格の高止まりを背景にインフレ懸念がくすぶるなか、高金利による景気冷え込みが意識された。同日の香港株の米国預託証券は、金融株のAIAグループ(01299)、HSBC(00005)、中国建設銀行(00939)、中国工商銀行(01398)が香港終値を下回った半面、新エネルギー車の理想汽車(02015)、ビール大手の華潤ビール(00291)が上回って終えた。
(小針)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
