日経平均株価は大幅続落。前場の段階で5万円の節目を下回り、一時は49000円割れもあるかといった水準まで値を下げた。一方、後場は買い戻しが強まったことで下げ幅を縮小し、5万円台を維持して終えた。
RSI(9日)は前日68.3%→56.2%(11/5)に低下。引けにかけて戻したことで引け足は悪くはないが、目先的には不安定な動きが続きそうだ。10日移動平均線(50473円 11/5)を割り込んで終えたが、10日移動平均線は上向き基調にあるため、さほどネガティブ現象ではない。
早期に5日移動平均線上(51350円 同)を回復することができれば、11月に入ってからの下げが逆に上値に拍車をかける動きにつながることも想定され、まずはあすの動きに注目したい。
ただ、5日移動平均線の上昇が一服しており、戻りが鈍ければもう一段の下げにつながる展開が予想される。
上値メドは、心理的節目の51000円、5日移動平均線、心理的節目の52000円や52500円、53000円、53500円などが想定される。下値メドは、心理的節目の50000円や49000円、25日移動平均線(48564円 同)、10/23安値(48399円)、心理的節目の48000円などがある。
(越後)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
