NYタイムは、昨日から本日東京タイム午前まで進んだドル円の下落に対する巻き戻しがさらに進むか見定める展開となる。一時1週間ぶりの水準4.05%台へ低下していた米10年債利回りは、4.09%台手前まで戻している。これも支援にドル高・円安地合いへ回帰しつつあるが、その持続性を注視したい。
週明け3日は予想を下回る10月米サプライマネジメント協会(ISM)製造業景気指数が下押し要因となる場面もあった。本日は同非製造業指数が発表予定。市場の事前予想は50.8と、前月9月の50.0から持ち直すとの見方。まずは予想比での強弱に反応し、景況判断の分起点とされる50以上を維持できるか否かなどにも左右されそうだ。
ただ、ここで上昇継続にしくじると、東京タイムのレンジを上抜けて基調を強めようとしていた流れへの反動もでかねない。米経済指標への反応や、株価動向を受けたリスクセンチメントなどへ、どのように呼応するか注目となる。
・想定レンジ上限
ドル円の上値めどは、昨日4日高値154.48円。
・想定レンジ下限
ドル円の下値めどは、東京タイム午前につけた本日ここまでの安値152.96円
(関口)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
