東京市場は堅調か。米国株は上昇。ダウ平均は617ドル高の46108ドルと値幅を伴った上昇となった。8月消費者物価指数(CPI)が市場予想並みの結果となり、市場は9月の利下げを確信。上昇して始まり、場中に上げ幅を広げて高値圏で取引を終えた。ドル円は足元147円20銭近辺で推移している。米10年債利回りが4%を割り込む場面があり、やや円高(ドル安)に振れている。CME225先物は円建てが335円高の44505円、ドル建てが450円高の44620円で取引を終えた。
米3指数はそろって史上最高値を更新しており、日本株もこの動きを好感した買いが入ると予想する。ドル円は円高に振れているが、ダウ平均が600ドルを超える上昇となっており、米国株高のポジティブインパクトが勝る公算が大きい。日経平均は三連休前かつ、直近2営業日で900円近く上昇しており、高くなれば利益確定売りは出やすい。ただ、米国株が強く連休明けのギャップアップスタートも想定されるだけに、値を消すようなら改めての買いも入りやすい。本日の日本経済新聞では高市早苗氏の自民党総裁出馬観測を報じており、日本の政治の変化に対する期待も高まる局面。高値圏での売りをこなしながら楽観ムードの強い地合いが続くだろう。なお、本日はメジャーSQ日だけに、序盤の振れ幅が大きくなる可能性がある点には留意したい。日経平均の予想レンジは44200-44800円。
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
