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【見通し】ロンドン為替見通し=ユーロドル、仏資産の動向に依然注目か ECB議事要旨も公表

本日のロンドン為替市場でユーロドルは、仏政局の先行き不透明感に対する市場の反応を見極めながら、欧州中央銀行(ECB)理事会の議事要旨を確かめ、ニューヨーク勢の参入を待つという展開か。経済指標は8月ユーロ圏経済/消費者信頼感指数など、またレーン・フィンランド中銀総裁の講演が予定されている。

 フランスでバイル内閣の崩壊危機が高まっていることを受け、昨日も仏長期債は売りが先行した(利回りは上昇)。仏10年債利回りは3.48%台から一時3.54%台まで上昇し、それに伴いユーロドルは一時1.1570ドル台まで売り込まれた。また、同債と独10年債の利回り格差は、約82ベーシスポイント(bp)と1月以来の水準まで拡大している。

 もっともユーロドルは1.15ドル後半では底堅さを見せ、1.1640ドル台まで反発。仏独の利回りスプレッドは広がったままだが、欧州終盤には仏長期債を買い戻す動きも見られたことや、仏株の主要指数CAC40が3日ぶりに反発したことがユーロの支えとなったようだ。このように、9月8日に仏下院で行われるバイル内閣への信任投票までは、仏資産の上下にユーロ相場が振らされる場面が何度かありそうだ。

 20時30分に公表されるECB理事会議事要旨は、8会合ぶりに政策金利が据え置かれた7月23-24日分。この決定自体は市場予想通りであり、定例会見でもラガルドECB総裁は「経済成長のリスクは引き続き下振れ方向にある」と従来からの見解を繰り返した。ECB総裁が様子見の立場を示したものの、議事要旨ではタカ派ハト派の意見を見比べることも必要だろう。

 なお、次回のECB理事会は9月10-11日に予定され、今のところ短期金融市場は2会合連続の据え置きを予想している。この辺りは、議事要旨が明らかになっても変わりないだろう。

 ほかNY勢が本格参入した後になるが、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシング前後の相場には注意したい。月末に絡んだフローで、荒い動きとなるかもしれない。

想定レンジ上限
・ユーロドル、25日高値(今週高値)1.1734ドル
想定レンジ下限
・ユーロドル、27日安値1.1574ドル

(小針)

・提供 DZHフィナンシャルリサーチ