東京市場は一進一退か。米国株は18日、21日とも3指数がまちまちとなった。18日はネットフリックスなどが弱く、ダウ平均とS&P500が下落。21日はベライゾンなどが買われてS&P500とナスダックが上昇と、決算発表銘柄の値動きが大きくなった。21日のダウ平均は19ドル安の44323ドルで取引を終えた。ドル円は足元147円40銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが40円安の39790円、ドル建てが10円高の39840円で取引を終えた。
米国株は両日とも方向感に欠ける動きであった。日本は参院選で政権与党が大敗したが、事前観測から織り込みは進んでいる。石破首相は続投の意向を示しており、日本株は強弱感が交錯して動きづらい展開を予想する。ドル円は円高に振れているが、野党躍進の場合、財政規律が緩んで「悪い円安」が進むことへの懸念もあっただけに、そういった反応となっていない点には安心できる要素もある。政局、日米交渉、企業決算など見定めたい材料が多く、様子見ムードの強い1日となるだろう。日経平均の予想レンジは39600-39950円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
