金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動き まとめ
COMEX(ニューヨーク商品取引所)の金先物8月限は前日から9.90ドル(0.3%)値上がりし、1オンス当たり3359.70ドルで取引を終了しました。
金相場は3日連続で上昇しています。
注目は米国の利下げ時期となっています。米連邦準備制度理事会(FRB)は政策金利の変更を通じて「物価の安定」と「雇用の拡大」を目的としています。また、パウエルFRB議長は1日「我々は労働市場の緩やかな減速を予想」と述べており、米6月ADP全国雇用者数に注目が集まりました。
ADP全国雇用者数は-3.3万人となり、市場予想(+9.8万人)を大幅に下回り、2023年3月以来のマイナスとなりました。この結果を受け、FRBによる米連邦公開市場委員会(FOMC)での利下げ観測が高まりました。ドル円は下落し、金価格は強含む結果となりました。
しかし、ADP全国雇用者数は民間企業が発表している指標であり、精度を疑問視する声もあります。そのため、3日に発表される本命の米6月雇用統計に注目が集まっています。米雇用統計で雇用者数の増加ペース鈍化や失業率の上昇を示す結果となれば、FRBの7月利下げ期待も高まります。
米雇用統計の結果からFRBの金融緩和開始時期を判断しようとする思惑が強く、金価格は慎重な値動きとなりました。
また、前日に米上院がトランプ政権の財政・歳出法案を可決し、下院に送付したことも金価格の下値を支える要因となりました。同法案は米国の財政赤字を10年で3兆3000億ドル増えると試算されており、米国財政への懸念が高まっています。
最新の金(ゴールド)CFD チャートと今後の見通し
短期的には上昇トレンド

「CFDネクスト」での金(ゴールド)スポット価格について。テクニカル分析では6/24を境に単純移動平均(10日)は下落しましたが、現在は横ばいとなっています。価格は移動平均線よりも上に位置していることから、短期的に上昇トレンドであることを意味しています。
また相場の過熱度をはかるRSIは40付近で推移。RSIが上昇傾向であることから金価格も上昇傾向にあることを示しています。
明日は米国が祝日(独立記念日)であるため、取引を控える向きも多そうです。
30分足チャート
金スポット 株価指数・商品CFDチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム
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金(ゴールド)の上昇・下落変動要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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