はじめに
2025年3月末、外為どっとコム取材班は、スゴ腕FXトレーダーのスパシーバ氏へ独占ロングインタビューを行いました。ベールに包まれていたスパシーバ氏から、FXトレードの手法のほか、物事の考え方、将来のビジョンなど多岐にわたる内容についてお話をうかがいました。
インタビュー開始
---今回は貴重な機会をありがとうございます。
よろしくお願いします。
---きょうは、FX成功の秘訣をお聞きしたいと思います。
分かりました…と言いたいところなのですが、はじめにお話しておくと、このトランプ相場で、私はFXトレードでけっこう苦労しています。私のほうこそ、FX成功の秘訣を教えてもらいたいくらいの状況です(笑)
---いえいえ、どうぞよろしくお願いいたします。
この後、取材陣は衝撃の話を立て続けに聞くことになる…。
~~~中略~~~
ビックリの投資環境
---では次にトレード環境をお聞きしたいと思うんですけど。
はい、iPadと携帯(スマートフォン)だけ、です。
---わお、パソコンじゃないですか。
パソコンは保有はしていますけど(笑)。FXでは使っていないです。
---おお。
常時表示しているのは、世界の株価とレートだけですね。ニュースは、1時間おきぐらいに見ています。大きく相場が動いたときはしっかり見ます。外為どっとコムさんのロイター赤文字ニュースは、いつも見させてもらっていますね。
【ロイターニュース・ロイター赤文字ニュース|はじめてのFXなら外為どっとコム】
---ご活用いただき、ありがとうございます。
ヘッドラインニュースが早いので、使っています。
---チャートには何を表示していますか?
チャートにはフィボナッチ、RSI、MACD、一目均衡表を表示しています。あとは移動平均線です。そのような分析情報の表示から、取引まで、すべてiPadで終えています。
---PCですと机のうえにマウス・キーボードを置いて、となりますが、iPadは…?
ソファーに座って、です。私は、長時間トレードしているので、常に集中はできないため、テレビを付けながら、ちょっと雑音が入るようにしています。相場に入りすぎてしまうと、おそらく疲れてしまってトレードが続かないので…。
---自分が疲れず、適度に集中ができるような環境を維持しているんですね。
米雇用統計やFOMCなど、大きなトレードチャンスのときだけは、テレビを消すなどして、全集中するようにはしてますけど。それ以外のとき、中規模の経済指標の前などは、リラックスするようにしています。もちろんレートはしっかり見ています。
~~~中略~~~
(トレードスタイルは)スキャルピングなどでなく、回転させるときは回転させますね。だいたい、何回だろう…。
---あまり、把握されていない?
あるFX会社の取引履歴が100ページを超えた月がありました。1ページに、40取引くらい書いてあったかな…。
---おお。
一度の取引で8000枚くらい持ちます。それを、繰り返しやっている感じです。
---睡眠時間以外はずっと相場と対峙していて、ここぞというときはトレードされているので、それぐらいの回数には余裕でなってしまうという事ですよね。
そうですね。あるFX会社、一社のキャッシュバック金額が、先月で800万円ぐらいだったかな?
---え…それで暮らせるじゃないですか。
いやいや、トレード自体で利益得ないといけませんからね(笑)
おすすめの取引通貨ペアは
---では、メインの通貨ペアを教えてください。
今は特にドル円ですね。トランプ発言があったりして動きますので。あとはユーロドルですね。クロス円はそこまでやらないですね。結局、合成通貨で掛け算になるので変な動きが出がちだな、と。まとめると、ドル円メインで、豪ドル、NZドル、ポンド…です。
---例えばFX初心者の読者がいたときに、この通貨をオススメする、などありますか。
いまはドル円、なんですかね。相場の流行によってだいぶ変わってくると思うんですが。トレンドが出る通貨ペアはやりやすいのではないかなと思います。
---なるほど。FX初心者の方が、バーチャルトレードでお試し勉強することについてはどうお考えになりますか。
うーん、リアルトレードの「痛み」がないと、トレードの反省ができないと思うんですよね。
---確かに。
なのでリアルトレードで、トレンドを見つけて取り組んでほしいです。初心者の方にまず覚えて欲しいのは、一番強い通貨と弱い通貨を見つけて取引をする、と心がけることです。これは、王道の取引方法として、良いと思うんですよね。その通貨強弱の解読方法、となるとやっぱりファンダメンタルズ分析になってくるのかなと思います。
---はい。
外為どっとコムには通貨の強弱分析サービス「ボラティリティツール」もございます
~~~中略~~~
週末に行う投資情報の収集について
---普段のFX情報収集や分析について、いつおこなっていますか。
土日に重点的に、やっています。月曜から金曜だとレート変動があるので、テクニカル的なものは変わってくるじゃないですか。なので月曜日に入る前に、事前に確認した方がいいと思っています。土曜になれば、週足も固まりますので、週足の終わり具合なども確認できます。
---週末にまとめて見るのですね。
はい。月足も週末に確認しますね。
---すると、先ほど挙げてくださった5つのテクニカル指標を確認するのですか?
ええ。5つの指標の状態を見ます。あとは、安値引けで終わったときは、その後は大体下をためしてから上がるというイメージがありますので確認します。週足レベルで、勢いのある安値引けですね。上ヒゲなどつけていたら、月曜日の早朝に下へ仕掛けてくるかなと考えます。これは高値引けであったときも同じです。あとは週明けで下がったとしても、上を目指してくるだろう、ですとか、下ヒゲの長い週足で陽線で終わったりした場合などにも注目します。いずれの形でも利益が取れるかなと思っています。
---チャート分析を週末にすることで、そのあたりが見えてくるんですね。
はい。上に行ってから下がるとしたら、上ヒゲつけてから下がってくるかな、など戦略を立てられます。
---そのあたり、明確にチャートの形をイメージしているのですね。
テクニカル分析だけだと、下値をつけて上がってしまうことがありますので、ファンダメンタル分析と合致するときだけトレードしますね。だいたい両方合致することが多いんですけどね。ただ、ときどき合致しないことはあります。
---なるほど。トランプ発言などでは、合致しなくなるときが多そうですね。
ええ、ちょっと注意した方がいいですね。
---では、突っ込んだことを知りたいんですが、それらをiPadで分析したとき、チャート画像をキャプチャーして保存しておくなど、していますか?
いえ、すべて頭に入れます。
---え、すごいですね…。チャート分析内容をキャプチャーとって、何かデータでまとめてらっしゃるのかなと思っていたので、驚きました。頭に入れているんですね。
はい。相場はリアルタイムに動いていくので。瞬間瞬間でトレード判断しなければいけないのに、分析した画像や資料を見ていたのでは、もう相場は始まって、動いてしまっているので…。
---ああ…。
例えば、分析したテクニカル分析の横に、ファンダメンタル分析をすべて書き出しておけば、トレードに活かせるのかもしれないですけど。
---そういう方も、おそらくいらっしゃいますよね。しかしスパシーバ様はそこの時間短縮のため、すべて土日に覚えておく、と…。
じゃないと、ねえ(笑)
---(絶句)…ちなみに、こうなったらこうする、というチャートパターンが頭に入っていると聞いたことがあるのですが。
ロジックというか、掛け算はしていますね。20の何乗とか、になっていると思います。例えばABCD…とパターンがあったとして、AとBだけ掛ければ良いときと、AとBとDをかけないといけないとき…様々あります。
---100パターンどころじゃないですね…。
ええ。それでも、足らない時もあります(笑)
---スパシーバ様の凄さの片りんを感じました…。読者の方は、例えばトレードノートに書き留めて分析したり振り返ったりしていると思います。こういう方法はどう思われますか?
それは正しいんだと思います。私、トレード判断を口で説明できないですもん。伝えたくても、相手側に理解してもらえないことがあるんです。私の説明の仕方も悪いとは思うのですが。
---いえいえ、高みに追いつけないだけです…。
文字にした方が、わかりやすいですよね。
---さきほどの土日の分析で、チャートの形が頭の中にはいっていて、それを「見て」いらっしゃるから、言葉にするということを飛び越してトレード判断ができているのではと思いました。もう、頭の中でチャートが「動いている」といいますか…。
そうですね、日足、週足、月足、あとは直近の高値・安値はすべて頭の中に入っていますね。
---もともと、数字に強いですか?
私が子供だった昭和の後半、電話番号って覚えなくてはいけなかったじゃないですか。なので数字は覚えていました。いまでも30人ぐらいの電話番号は頭に入っています。
---えっ!わたしは自分の電話番号さえ怪しいですが…。ずば抜けた記憶力があることがわかりました。
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