豪ドル/円今日の見通し「RBAは利下げ予想注目は？」2025/5/20

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短期トレード即効チャージ　豪ドル円

オーストラリアの通貨「豪ドル」をデイトレードする上でFX個人投資家が事前にインプットしておきたいトレードシナリオなどを、ギュッとまとめました。

執筆：外為どっとコム総合研究所　中村　勉

豪ドル(AUD)トレードに関わる現在までの相場トピック

本日13:30RBA政策金利発表！
・4月1日に豪準備銀行（RBA）は金融政策決定会合を開催。政策金利を4.10％で据え置いた。声明では前回の声明にあった「追加利下げには慎重」という文言が削除されるなどややハト派的になった。

・NY原油先物市場は続伸。終値は前日比+0.20ドルの1バレル＝62.69ドル（5月19日）。

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・5月15日発表の豪4月雇用統計は、雇用者数が市場予想（2.25万人増加）に対して8.90万人の増加だった。失業率は4.1%で前月横ばい。労働参加率は67.1%だった。

・5月2日に発表された豪3月小売売上高は前月比+0.3%と市場予想通（+0.4%）を下回った。

・4月30日に発表された豪1-3月期CPIは前年比+2.4%（予想：+2.3%）で前四半期から横ばいだった。また同CPIトリム平均は前年比+2.9%だった（予想：+2.8%、前四半期：+3.3%）。
同時に発表された豪3月消費者物価指数（CPI）は前年比+2.4%（予想：+2.3%、前月：+2.4%）だった。また、3月CPIトリム平均は+2.7%で前月から横ばいだった。

今日の豪ドル(AUD)トレード　メインシナリオ

RBAは利下げ予想注目は？

本日はRBAが政策金利を発表する。前回のRBA理事会では、声明から「追加利下げには慎重」という文言が削除されるなど、ややハト派的な内容だった。
その後発表された豪1‐3月期CPIは前年比+2.4％と前期からインフレの伸び率は横ばいだったものの、RBAのインフレ目標（2-3％）の中心付近で収まっていることが確認された。豪州の労働市場は強い状況が続いているが、インフレの伸びがRBAの目標レンジ内にとどまっていることから、市場では今回RBAが政策金利を4.10％から3.85％へ25bp（0.25％ポイント）引き下げると予想している。予想通りの25bp利下げが実施された場合、市場はすでに利下げを織り込んでいるだけに、豪ドル/円の反応は限定的なものとなりそうだ。
なお現時点では市場は、7月のRBA理事会では据え置き、8月の理事会での追加利下げを織り込んでいる。そのため、RBAの声明やその後のブロックRBA総裁の定例記者会見から、7月の追加利下げの可能性が示されれば、豪ドルは売りで反応することになりそうだ。

豪ドル/円最新チャート分析

今後の注目材料

日米株価動向
RBA政策金利、声明
ブロックRBA総裁発言

「ぴたんこテクニカル」内「お天気シグナル」の分析結果

外為どっとコムのテクニカル分析ツール「ぴたんこテクニカル」の「お天気シグナル」では豪ドル/円は曇り空に太陽が覗き、豪ドル/米ドルは曇り空に雨がぱらつく。7時に豪ドル/円のRSIと豪ドル/米ドルのボリンジャーバンドでシグナルが点灯。

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