
ただ、週内に中国と米国の経済指標の発表を控え、ハンセン指数は心理的節目の24000ポイントを上抜けた後は伸び悩む展開があり得る。きょうは2月の中国物価統計と米小売売上高が発表される。18-19日には米連邦公開市場委員会(FOMC)が開かれ、声明文とパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の記者会見が市場の注目を集めるだろう。
14日のNY株式相場はダウ平均が5営業日ぶりに反発し、ハイテク株主体のナスダック総合も反発した。ホワイトハウスから関税問題に関しての新たなネガティブ材料が無かったことで、足元で大きく下落した銘柄を中心に買い戻しが優勢となった。米政府機関の一部閉鎖が回避される見通しとなったこともセンチメントの改善につながった。国際金融銘柄のHSBC(00005)とAIAグループ(01299)、大型ネット株のテンセント(00700)とアリババ集団(09988)、美団(03690)、取引所運営の香港証券取引所(00388)が香港終値を上回った半面、新興電気自動車メーカーの理想汽車(02015)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ