
東京市場は軟調か。米国株は21日は下落し、週明け24日はダウ平均が上昇、S&P500とナスダックが下落とまちまちとなった。ダウ平均は21日に748ドル安と今年最大の下げ幅を記録。24日は33ドル高の43461ドルで取引を終えた。21日は多くの経済指標が悪化したことで、景気後退に対する警戒が高まった。24日は反動で一部の銘柄には押し目買いが入ったが、終盤にかけては失速した。ドル円は足元149円70銭近辺で推移している。CME225先物は円建てが大証日中終値と比べて770円安の38020円、ドル建てが750円安の38040円で取引を終えた。
21日の米国株の大幅安を受けて、センチメントの悪化が懸念される。CME225先物は大幅安スタートを示唆しており、幅広い銘柄が売りに押されることになるだろう。過去には38000円近辺で何度か反転しているだけに、大きく水準を切り下げて始まった後は下値を拾う動きも出てくるとみる。ただ、24日に反発したのはダウ平均だけで、米国株にはまだ下げ止まり感が出てきていない。38000円割れも想定しておいた方が良く、場中は警戒ムードの強い地合いが続くと予想する。日経平均の予想レンジは37800
円-38500円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ