
米株休場、夜間先物は小動きで、基本的には動きづらい1日。ただ、米国ではトランプ氏が第47代大統領に就任しており、関連ニュースなどには振らされる可能性がある。トランプ氏は「黄金時代が始まる」と言及し、米国ファーストの姿勢を強調。早速、気候変動問題に対する国際的な枠組み「パリ協定」からの離脱を発表したことが伝わっている。
きのうの日経平均は451円高と大きく上昇しており、ご祝儀的な買いが続く期待はある。一方、就任初日では関税発動は見送られるとの観測が伝わってドルが売られたことで、ドル円はやや円高に振れている。また、この先の市場の関心事は、利上げが濃厚とみられている1月の日銀会合に移る。日本に関しては楽観一辺倒となりづらい要素もあり、高くなれば上値を抑える動きも出てくるだろう。強弱感が入り交じることで場中は値幅も出るとみるが、上下どちらかに大きく傾斜すれば修正が入り、前日終値近辺で取引を終えると予想する。日経平均の予想レンジは38600円-39200円。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ