
今晩の取引では決算発表が焦点か。10月中旬からスタートした第3四半期決算発表は、これまでにS&P500採用銘柄の14%が発表を終え、そのうち70%以上の銘柄で調整後一株当たり利益が市場予想を上回った。今晩もベライゾン、フリーポート・マクモラン、フィリップモリス、GEエアロスペース、ゼネラル・モーターズ(GM)、3MなどS&P500採用の30銘柄が発表予定で、決算やガイダンスが注目される。また、先週発表された経済指標がおおむね強い結果となり、米連邦準備制度理事会(FRB)による大幅利下げ期待が後退しており、昨日の米10年債利回りは7月下旬以来となる4.20%付近まで上昇した。経済指標や要人発言を受けた米国債利回りの動向にも注意が必要か。
今晩の経済指標・イベントは10月リッチモンド連銀製造業総合・サービス業売上高指数、ハーカー米フィラデルフィア連銀総裁発言など。企業決算は寄り前にベライゾン、フリーポート・マクモラン、フィリップモリス、GEエアロスペース、GM、3M、引け後にエンフェーズ・エナジー、テキサス・インスツルメンツ、ベーカー・ヒューズなどが発表予定。(執筆:10月22日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ