9日の香港市場は軟調か。9-10日にパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長の議会証言が控えているとあって、様子見ムードが相場の重しとなりそうだ。また、中国景気の先行きに対する不透明感が強い中、中国では10日に物価統計、12日に貿易統計、来週15日には国内総生産(GDP)や鉱工業生産など主要経済指標の発表が控えている。
一方、中国共産党の重要会議、第20期中央委員会第3回全体会議(3中全会)を来週に控えているほか、指数は前日に終値で4月25日以来およそ2カ月半ぶりの安値を付けた後とあって、政策による恩恵が期待される銘柄や値ごろ感の出た銘柄を中心に買い戻す動きが期待される。
8日のNY株式相場は高安まちまち。週後半の米6月消費者物価指数(CPI)、米6月生産者物価指数(PPI)の発表や、パウエルFRB議長の議会証言を控える中、ダウ平均が小幅に下落した一方、S&P500とナスダック総合が上昇し、ともに史上最高値の更新を続けた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は、HSBC(00005)が香港終値を上回った一方、美団(03690)やテンセント(00700)、アリババ集団(09988)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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