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NZドル/円 見通し「38年ぶり100円が射程圏...RBNZの利下げへの距離感がカギに」注目の高金利通貨 7月7日号

 

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メキシコペソや豪ドルなど投資家にとって魅力的な通貨の最新状況について、これまでの動向や注目ポイントについて解説します。

作成日時 :2024年7月5日15時00分
執筆・監修:株式会社外為どっとコム総合研究所 調査部長 神田卓也
X(Twitter)@KandaTakuya

NZドル/円チャート(日足)

※レポート内の為替レート・チャートは外為どっとコム「外貨ネクストネオ」を参照

先週のNZドル/円は38年ぶりの高値を更新

 新四半期入りでリスク選好の動きが強まったと見られ、スタートから円売りが先行。6月末に1986年以来の98円台に乗せると、7月に入っても円売りの流れは変わらず、3日には98円台後半へ上伸しました。この日は、米6月ISM非製造業景況指数の悪化を受けて米長期金利が低下する中、ドル安・株高を背景にNZドルが上昇。低金利の円を売る動きも続き、NZドル/円を38年ぶりに98.74円前後まで押し上げました。ただ、米国が独立記念日だった4日には、円を買い戻す動きが見られ、98円台後半で伸び悩む展開となりました。NYタイムに米6月雇用統計を控えた5日の東京市場でも、円買い主導で一時98.20円台へと弱含むなど、週末にかけてやや調整ムードとなりました。

今週のNZドル/円の注目ポイントはRBNZ

 7月10日にNZ中銀(RBNZ)が政策金利を発表します。前回5月会合では政策金利を5.50%に維持した上で、オア総裁が「利上げを真剣に検討した」と明かしました。ただ、総裁は「より長期間引き締め政策を維持すればインフレ率を目標に戻すのに十分と判断した」と説明。利下げ開始時期の見通しについては2025年4-6月期から2025年7-9月期に後ずれさせました。そうした経緯から、今回も政策金利の据え置きが確実視されています。それでも、市場はRBNZが遅くとも今年11月までに利下げを行うとの見方を変えていません。今回も、RBNZの利下げに対する距離感が焦点となりそうです。前回と同様に利下げ開始は1年以上先との見方を示せば、市場の利下げ織り込みが後退する形でNZドルが上昇するでしょう。1986年以来の1NZドル=100円に乗せられるかにも注目です。一方で、前回ほど声明や見通しがタカ派的ではないと受け止められればNZドル安に振れると考えられます。もっとも、利下げ前倒しの示唆が行われない限りNZドル/円の下値は限定的になりそうです。

当面のNZドル/円の見通し

予想レンジ
96.000円~100.500円
基調
上値試し

当面の注目ポイント
☆7/10 RBNZ政策金利
・主要国株価、国際商品価格

NZドル/円(NZD/JPY) 為替チャート・FXチャート│はじめてのFXなら外為どっとコム

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kanda.jpg 株式会社外為どっとコム総合研究所 取締役 調査部長 上席研究員
神田 卓也(かんだ・たくや)
1991年9月、4年半の証券会社勤務を経て株式会社メイタン・トラディションに入社。 為替(ドル/円スポットデスク)を皮切りに、資金(デポジット)、金利デリバティブ等、各種金融商品の国際取引仲介業務を担当。 その後、2009年7月に外為どっとコム総合研究所の創業に参画し、為替相場・市場の調査に携わる。2011年12月より現職。 現在、個人FX投資家に向けた為替情報の配信を主業務とする傍ら、相場動向などについて、経済番組専門放送局の日経CNBC「朝エクスプレス」や、ストックボイスTV「東京マーケットワイド」、ニッポン放送「飯田浩司のOK! Cozy up!」などレギュラー出演。マスメディアからの取材多数。WEB・新聞・雑誌等にコメントを発信。
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