金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
5月20日のNY金先物市場で金6月限は続伸し、COMEXの金先物6月限の終値は前営業日比21.10ドル高の1オンス=2438.50ドルで取引を終え、史上最高値を更新した。
中東情勢の緊迫化を背景に、安全資産としての金需要が高まっている。イランのライシ大統領とアブドラヒアン外相がヘリコプター事故で亡くなったことも地政学リスクを高める材料となった。
加えて、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ期待も金相場の支援材料となっている。最近の米経済指標は景気減速を示唆しており、インフレ鈍化や金融引き締め長期化の必要性低下につながるとの見方が広がっている。ドル安傾向も追い風だ。
金のスポット価格は、アジア時間に1オンス=2450.07ドルまで上昇し、4月につけた最高値を更新した。その後は利益確定売りに押され、上昇幅を縮小。ただ、中期的な金相場の見通しは依然良好で、再度最高値を更新する可能性もあるとの見方もある。
金価格は当面、中東情勢や米経済指標、FRBの金融政策を巡る思惑などに左右されそうだ。地政学リスクへの警戒感から上値を試す展開が続く可能性がある一方、史上最高値を更新したことによる利益確定売りには引き続き注意が必要だ。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで、価格は移動平均線の上に位置している。また、相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」とされる70を超えて推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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