日経平均株価は続落。75日移動平均線（38417円 5/9）に続いて10日移動平均線（38160円 同）を下回る展開となり、ほぼ安値引けの陰線で終えた。
RSI（9日）は前日59.4％→56.4％（5/9）に低下。50％超を維持しているものの、あすは低下しやすいタイミングとなる。
足元は正念場である。下向きで推移している25日移動平均線（38623円 同）から下に押し戻される動きは想定の範ちゅうだが、上向きに転じた10日移動平均線を簡単に下回る動きはネガティブにうつる。4/19安値を起点とした目先の戻り基調が崩れたわけではないが、100日移動平均線（37235円 同）に向けて強い陰線が生じる可能性が高まっている点には留意が必要だ。25日移動平均線を一気に上回るような下げを否定する強い陽線を形成できるかが、あすSQ通過後の焦点となる。
上値メドは、25日移動平均線、心理的節目の39000円、4/12安値（39457円）、心理的節目の40000円、4/1高値（40697円）などが考えられる。下値メドは、心理的節目の38000円、100日移動平均線、4/19安値（36733円）、心理的節目の36000円などがある。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
