今晩はもみ合いか。昨日は米10年債利回りの低下が追い風となったが、テスラや半導体株が下落し、主要3指数は高安まちまちとなった。ダウ平均は決算やガイダンスが嫌気されたウォルト・ディズニーが9%超下落したものの、31.99ドル高(+0.08%)と小幅ながら5営業日続伸し、昨年12月以来の長期連騰を記録した。S&P500も0.13%高と小幅に4日続伸した一方、ハイテク株主体のナスダック総合は0.10%安と4日ぶりの小幅反落した。引け後の動きでは予想を上回る決算を発表したリフトとウィン・リゾーツがそれぞれ時間外で6.33%高、2.34%高となった。
今晩はもみ合いか。先週の米連邦公開市場委員会(FOMC)結果公表、その後のパウエル米連邦準備理事会(FRB)議長記者会見、金曜日の4月雇用統計を通過し、年内2回の利下げ見通しが引き続き米国株の支援となることが期待されるが、来週の4月消費者物価指数(CPI)が次の焦点となり、CPI発表待ちの展開が予想される。経済指標やFRB高官発言、米10年債利回りの動向をにらんでもみ合う展開となりそうだ。
今晩の米経済指標・イベントはMBA住宅ローン申請指数、3月卸売在庫など。要人発言はジェファーソンFRB副議長、クックFRB理事、コリンズ米ボストン連銀総裁など。企業決算は寄り前に21世紀フォックス 、ウーバー・テクノロジーズ、引け後にエアビーアンドビーなどが発表予定。(執筆:5月8日、14:00)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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