金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
4月4日のニューヨーク金相場は軟調に推移し、COMEX金先物6月限は前営業日比6.50ドル安の1オンス=2308.50ドルで取引を終えた。金のスポット価格も8営業日ぶりに下落した。
金価格は、パウエル米FRB議長が年内の利下げ開始に前向きな姿勢を示したことから買いが優勢となり、一時1オンス=2304.96ドルまで上昇した。また、地政学リスクの高まりや市場のボラティリティ上昇への警戒感から、分散投資やヘッジ目的での金需要も下支えとなった。
しかし、その後は利益確定の売りに押され、下落に転じる展開となった。特に、米国の実質金利が高止まりしている点が、金相場の重石になっているとの指摘が聞かれた。
欧州時間には利食い売りなどから上値が抑えられたが、米新規失業保険申請件数の増加を好感した買いで下げ渋った。その後、ドル安の一服から上昇が止まったものの、再び史上最高値を更新する場面があった。もっとも、終盤にかけては再度利益確定の売りに押され、上昇は限定的となった。
金相場は、利下げ期待や地政学リスクを背景に底堅く推移してきたが、米国の高水準な実質金利を嫌気した売りに上値を抑えられた。市場では金価格の先行きを巡り、強気と慎重の見方が交錯する状況が続いている。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで価格は移動平均線の上に位置し、上昇トレンドを示す。また、相場の過熱感をはかるRSIは、75を超えて上昇している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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