金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
4月2日の金のスポット価格は6営業日続伸した。ただ、米国の米2月JOLTS求人件数がほぼ前月並みにとどまったほか、製造業受注が増加したことから、主要中央銀行が高金利政策を長期間維持するとの見方が強まり、金の上値は重くなった。
一方で、イスラエルがシリアにあるイラン大使館を空爆したことで地政学リスクが高まり、金が逃避先資産として選好されたことから、金のスポット価格は一時1オンス=2281.15ドルまで上昇した。
ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前営業日比24.70ドル高の1オンス=2281.80ドルと大幅続伸して取引を終えた。
アジア市場で一時2267.10ドルまで売られた後は、じり高の展開となった。米国市場では、株安を受けて買いが入り、時間外取引で2300.20ドルまで上昇する場面があった。
時間外取引では、利食い売りに上値を抑えられたものの、FRBの利下げ期待から買いも入った。また、イタリアの製造業購買担当者景気指数(PMI)が50台に回復したことを受けたユーロ高も、金価格の支援材料となった。
金相場は、地政学的リスクの高まりや主要中央銀行の金融政策を巡る思惑などが交錯する中、上昇基調を維持している。ただ、米国の経済指標を受けた金利見通しの変化などから、上値の重さも意識されるようになっている。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が右肩上がりで価格は移動平均線の上に位置し、上昇トレンドを示す。また、相場の過熱感をはかるRSIは、75を超えて上昇している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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