S&P500CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」での銘柄名:米国SP500)について、現在までの推移とこの先のポイントについて短時間で確認できるよう簡潔にまとめました。
ここまでのS&P500の値動き まとめ
3月28日の米国株式市場は、主要株価指数がまちまちの動きとなった。ダウ工業株30種平均は47.29ドル高の39,807.37ドルと小幅に続伸し、過去最高値を更新した。一方、ナスダック総合指数は20.06ポイント安の16,379.46で取引を終えた。S&P500種株価指数は5.86ポイント高の5254.35となり、小幅ながら上昇した。
経済指標では、先週分の新規失業保険申請件数が予想外に減少し、2022年10-12月期の国内総生産(GDP)確定値が予想以上に上方修正されるなど良好な結果となった。これを受けてダウ平均は上昇したが、金利上昇を警戒したハイテク株の下落により、ナスダック総合指数は下げた。
セクター別では、エネルギーや不動産管理・開発が上昇した一方、自動車・自動車部品は下落した。
翌日からのイースター休暇を控えた月末と四半期末の取引となり、次の材料を探る展開となった。米株式市場は年初からの好調さを維持し、2四半期連続で上昇。AIブームが続く中、エヌビディアが3月だけで14%上昇するなど、株式市場をけん引した。
市場関係者の関心事は、FRBの利下げ開始時期だ。29日に発表される2月の個人消費支出(PCE)デフレータが注目されるが、この日は米国は休場のため反応は来週になるだろう。ウォーラーFRB理事は「利下げを急ぐべきではない」との見解を示しており、最近の経済データが利下げ開始の遅れや利下げ幅の縮小を正当化しているとの見方を示した。
最新のS&P500CFDチャート(外為どっとコム「CFDネクスト」)
30分足チャート
日足チャート
日足チャートを見ると、昨日終値が10日移動平均線の上に位置し、上昇トレンドが継続している。相場の過熱感をはかるRSIは、「買われすぎ」の目安とされる80近辺で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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S&P500の上昇・下落要因
上昇要因
経済指標の改善: 雇用統計、GDP成長率、消費者信頼感指数などの経済指標が良好な場合、市場の信頼感が高まる。
企業業績の向上: S&P 500を構成する企業の業績(収益、利益など)が予想を上回る場合、株価は上昇する傾向にある。
低金利環境: 金利が低いと、投資家はよりリスクのある資産(株式など)に投資しやすくなる。
政策的支援: 政府や中央銀行(FRB)による経済刺激策や金融緩和策が市場を支える場合がある。
技術革新: 新技術や産業のイノベーションが将来の成長への期待を高める場合がある。
外国からの資本流入: 外国投資家による米国株への投資が増加すると、株価は上昇しやすい。
下落要因
経済指標の悪化: 経済指標が悪化すると、経済の先行きに対する懸念から株価が下落することがある。
企業業績の悪化: S&P 500を構成する企業の業績が予想を下回ると、株価は下落やすい。
金利の上昇: 金利が上昇すると、借入コストが増加し、企業の利益に悪影響を及ぼす可能性がある。また、安全資産へのシフトが起こる可能性もある。
地政学的リスク: 戦争、テロ、政治的不安定などの地政学的リスクが高まると、市場のリスク回避姿勢が強まる。
規制の変更: 企業活動に影響を与える法律や政策の変更が予想される場合、市場は不確実性を嫌って株価が下落することがある。
市場の過熱: 株価が実体経済と乖離して過熱感がある場合、調整が入りやすく、下落につながることがある。
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