最新のドル円相場を解説
動画の内容 ポイントまとめ
■ ドル円相場の動向
ドル円は151.97円前後の1990年以来の高値を付けた。過去2年は151円台の高値で頭打ちだったが、今回も152円の抵抗線への挑戦が続いている。
週足チャートではアセンディングトライアングルを形成しており、上昇トレンドの継続が期待されている。
■ 為替介入への警戒感の高まり
10時に日銀審議委員の発言を受けて大きく上昇したが、その後財務大臣の発言から為替介入への警戒感が高まり、一時的に大幅下落した。
18時15分には財務省、金融庁、日銀による情報交換会議の開催が伝わり、再び円安方向に反応した。
介入実施への警戒感が強まっており、152円突破を契機に介入が入る可能性が高いと見られている。
■ 過去の介入事例からの示唆
2022年の介入時は、介入後5円程度の円高修正があった。同様の動きが予想されるため、152円突破後は147円付近までの下落も警戒が必要。
しかし、介入では長期トレンドを転換できないため、押し目買いのチャンスも出てくる可能性がある。
■ 今後の見通し
当面は151円台でのレンジ推移が続くと見られる。152円突破を目指す動きがあれば、介入警戒感から伸び悩む可能性が高い。
151円台前半での押し目買いが有効と考えられる。
全体として、ドル円相場は介入リスクが高まった状況にあり、慎重なトレードが求められる展開となっている。
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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