金(ゴールド)CFD(外為どっとコムの取引口座「CFDネクスト」の銘柄名:金スポット)について、昨日の振り返りと現在のポイントについて短時間で確認できるようまとめました。
金(ゴールド)市場の値動きまとめ
3月25日のニューヨーク商品取引所(COMEX)における金スポット相場は3営業日ぶりに反発した。今週は欧米などで複数のインフレ指標の発表が予定されており、米国の利下げ開始時期がより明確になる可能性があるためだ。特に、29日に発表される米国の個人消費支出(PCE)コア価格指数は、FRBが重視する指標として注目されている。ただ、29日は祝日のため金先物相場の取引が休みになり、指標発表を受けた売買は来週に持ち越される可能性がある。
COMEX金先物6月限は前営業日比16.60ドル高の1オンス=2198.20ドル、4月限も16.40ドル高の2176.40ドルと、いずれも反発して取引を終えた。
金先物相場は、対主要通貨でのドル下落に伴う割安感を支えに反発した。今年6月頃の利下げ開始観測を背景に、外国為替市場ではドルを売り戻す動きが先行。ドル建てで取引される金に割安感が生じ、相場はほぼ終日堅調に推移した。
米大手銀行は、欧米の中央銀行が利下げに動く中で、工業需要と消費者需要が支えられ、商品相場は今年上昇すると予測。金については1オンス=2300ドルへの上昇もあり得るとの見方を示した。
金先物相場は、アジア市場の終盤に売りに押されたものの、その後は反発。ユーロの値動きを意識した買いが入り、一時は2182.50ドルまで上昇した。ただ、その後は伸び悩み、2180ドルを割り込んだ。
総じて、金融政策の行方を巡る不透明感が残る中、金相場は堅調な動きを見せた。今後は、インフレ指標など各種経済データの結果が、金相場の方向性を左右しそうだ。
最新の金(ゴールド)CFD 日足チャート
30分足チャート
日足チャート
金(ゴールド)CFDについて、テクニカル分析では、単純移動平均線(10日)が横ばいの形状になったうえ、価格が移動平均線にからんでおり、トレンドが見いだせない状況。また、相場の過熱感をはかるRSIは、50近辺で推移している。
※リアルタイムの価格はこちらから確認できます。
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金(ゴールド)の上昇・下落要因
上昇要因
インフレの期待:物価上昇の予測が強まると、金を価値保存手段として買う動きが強まる。
経済的不安定性:経済危機や金融市場の不安定時には、安全資産としての金への需要が高まる。
実質金利の低下:金利がインフレ率を下回ると、金への投資が魅力的になる。
通貨価値の低下:特に米ドルが弱まると、金価格は上昇する傾向がある。
地政学的緊張:紛争や政治的不安が高まると、リスク回避のため金への投資が増える。
中央銀行による購入:中央銀行が金を買い増すと、供給が減り価格が上昇する。
下落要因
インフレ率の安定または減少:物価上昇の懸念が和らぐと、金への投資需要が減少する。
経済的安定:経済が安定し、リスク資産への投資が増えると、金への需要が減る。
実質金利の上昇:金利がインフレ率を上回ると、金に対する魅力が減少する。
通貨価値の強化:特に米ドルが強まると、金価格は下落する傾向がある。
地政学的緊張の緩和:地政学的リスクが減少すると、金へのリスク回避需要が落ちる。
中央銀行による売却:中央銀行が金を市場に売り出すと、供給が増え価格が下がる。
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