
決算や業績見通しなどの個別の材料を手掛かりとする売買が引き続き活発だろう。ハンセン指数構成銘柄の華潤ビール(00291)、ハンセンテック指数構成銘柄の金蝶国際ソフト(00268)と閲文集団(00772)がきょう、2023年12月本決算を発表する。また、きょう発表される中国の2月の小売売上高など主要経済指標が注目の材料となる。
15日のNY株式相場はダウ平均が続落し、ハイテク株主体のナスダック総合は3日続落した。長期金利の指標となる米10年債利回りは前日の4.298%から4.308%に上昇し、一時4.32%と2月下旬以来の高水準を付けた。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は不動産開発の華潤置地(01109)、製薬の中国生物製薬(01177)、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、中国インターネットサービス大手のテンセント(00700)が香港終値を下回った半面、英金融大手のHSBC(00005)、中国ネット通販大手のJDドットコム(09618)が上回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ