【ドル円週間予想】150.60-70を上抜けて終えれば一段の上昇へ。146円を割り込んで終えた場合は“弱気”に変化。
日足は5手連続陽線引けとなり、上値余地を探る動きが進行中です。また、直近の陽線が148.50超えに実体を戻しており、3/8に付けた146.48で調整下げが終了した可能性が点灯中です。一方で上値を切り下げる流れからは上抜けきれておらず、現状は“ニュートラル”な状態にあるので、149.60~150.00ゾーンの上値抵抗にぶつかる可能性にも注意が必要です。150.60-70の抵抗を上抜けて終えるか、151.00-10の抵抗をクリアした場合は“ドル強気”の流れに戻して一段の上昇に繋がり易くなります。逆に上値トライに失敗して147.00を割り込んで終えた場合は下値リスクが点灯、146.00を割り込んで終えた場合は、短期トレンドが“ドル弱気”に変化して下落余地がさらに拡がり易くなります。日足の上値抵抗は149.20-30,149.60-70,150.00-10,150.60-70に、下値抵抗は148.30-40,148.00±10銭、147.50-60,146.90-00にあります。21日移動平均線は149.45に位置しており、これを上抜けきれていませんが、120日、200日線は147.93と146.38に位置しており、下値抵抗として働いています。
一方直近の週足は高値圏で引ける陽線で続落を食い止めていますが、前週の大陰線の影響を受けた状態にあることから、この陰線の値幅をしっかり上抜けて(高値150.67)越週するまでは下値リスクにも注意が必要です。一方で下値も146.40-50の週足の下値抵抗を守りきった感があり、これを割り込んで越週するか、日足が146円割れで終えない限り、下値余地も拡がり難く、短期トレンドも“弱気”に変化しません。また、中期トレンドが引き続き強い状態にあり、今回の下げも調整的な押しに留まった可能性が点灯中です。今週の週足ベースで見た上値抵抗は150.10-20,150.50-60,151.50-60に、下値抵抗は148.10-20,147.00-10,146.50-60にあります。150.50超えで終えれば下値リスクが後退、さらに151.50-60の抵抗を上抜けて越週した場合は153~154円方向への新たな上昇トレンド入りの可能性が生じます。逆に、147.00を割り込んで越週した場合は“ニュートラル”な状態に戻します。146.50-60の抵抗を割り込んで越週した場合は短期トレンドが変化して143~145円台の下値抵抗をどこまで切り崩せるかトライする動きが強まり易くなります。31週、62週移動平均線は147.66と142.09に位置しており、中期トレンドをサポート中です。
今週の戦略は、ドル買いは148.30-40で押し目買い。下値余地を148.00-10まで見て置く必要があります。損切りは147.50で一旦撤退です。ドル売りは様子見か150.00-10まで引きつけて。損切りは150.70で撤退です。
上値は、149.20-30,149.60-70,149.90-00,150.10-20,150.40-50,150.60-70に強い抵抗がありますが、全てクリアして150.70超えで終えるか151.00-10の抵抗をクリアした場合は、“ドル強気”に変化して一段の上昇へ。上値抵抗は151.40-50,151.70-80,152.00-10,152.30-40。下値は、148.70-80に軽い抵抗が、148.30-40,148.00±10銭に強い抵抗が出来ており、下値余地が限られる展開が予想されますが、147.60-70,147.00±10銭の抵抗を全て下抜けて終えた場合は“ニュートラル”な状態に戻します。146.50-60,146.00-10の抵抗を切り崩して146円を割り込んで終えた場合は短期トレンドが“ドル弱気”に変化して下値余地がさらに拡がり易くなります。この場合でも調整的な下げに留まるなら143円台を大きく割り込まない可能性が高くなります。
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