ドル/円、一時148円台を回復…米12月PCEデフレーターに注目集まる
東京市場のドル/円は、底堅い展開。序盤に本邦長期金利が低下したことで円売りに傾くと一時147.85円前後まで強含みました。その後、やや押し戻される場面もありましたが、午後には147.80円台へ切り返しました。
●日経平均株価:35751.07円(-485.40円)
●TOPIX:2497.65ポイント(-34.27ポイント)
欧州市場では、米長期金利が低下幅を縮小したことでドル買いが強まると一時148.09円前後まで上値を拡大しました。
今夜は、米連邦準備制度理事会(FRB)がインフレ指標として重要視する米12月個人消費支出物価指数(PCEデフレーター)が発表されます。市場予想は前年比+2.6%、コア前年比+3.0%となっています(前回:+2.6%、+3.2%)。FRBが特に注目しているコアPCEデフレーターがどこまで鈍化するかが見どころでしょう。
ドル/円をテクニカル分析で見ると、一目均衡表の転換線が下値支持となる中で26日先の雲がねじれています。ねじれは相場の変化ポイントを示すともいわれています。また、雲を形成する先行スパン1が先行スパン2を上抜けていることから再び上昇の勢いが強まる可能性が考えられます。その際に148円台に定着できるかがポイントになるでしょう。
ドル円 日足チャート
この後の経済イベント
1/26(金)
21:00 メキシコ12月貿易収支
22:30 米12月個人所得
22:30 米12月個人消費支出(PCE)
22:30☆米12月PCEデフレーター
※☆は特に注目の材料
経済指標・イベントの結果について
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宇栄原 宗平(うえはら・しゅうへい)
国際テクニカルアナリスト連盟 認定テクニカルアナリスト(CFTe) 2015年から金融業界に参入し、顧客サポートなどに従事。また金融セミナーの講師としても活躍する。2022年2月(株)外為どっとコム総合研究所へ入社。これまでの経験や知識を活かしながら、FX個人投資家へ精力的な情報発信を行っている。経済番組専門放送局「ストックボイス」や、ニッポン放送『辛坊治郎 ズーム そこまで言うか!』でのレギュラー解説ほか出演多数。マネー誌『ダイヤモンドZAi(ザイ)』にてドル円・ユーロ円見通しを連載中。
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