本日のロンドン為替市場のユーロドルは、12月仏独ユーロ圏の製造業PMI改定値を見極めつつ、令和6年能登半島地震の影響を受けたクロス円の動向に警戒していく展開が予想される。
また、ポンドドルは12月英製造業PMI改定値に要注目か。
12月の仏製造業PMI改定値(予想:42.0)、独製造業PMI改定値(予想:43.1)、ユーロ圏製造業PMI改定値(予想:44.2)では、欧州中央銀行(ECB)の利上げ休止観測が高まりつつあることで、早期利下げの可能性を高める要因となる下方修正に警戒しておきたい。
同様に、12月英製造業PMI改定値も、イングランド銀行金融政策委員会(MPC)の早期利下げ開始の可能性を高める要因となる下方修正に警戒しておきたい。
また、昨日の令和6年能登半島地震を受けたユーロ円やポンド円での円高の可能性には警戒しておきたい。
1995年1月17日の阪神淡路大震災や2011年3月11日の東日本大震災の後には、円高に推移しており、欧米市場での円・キャリートレードの巻き戻しの可能性に要警戒となる。
想定レンジ上限
・ユーロドル:1.1139ドル(2023/12/28高値)
・ユーロ円:156.93円(2023/12/29高値)
・ポンドドル:1.2827ドル(2023/12/28高値)
・ポンド円:181.17円(日足一目均衡表・転換線)
想定レンジ下限
・ユーロドル:1.0932ドル(日足一目均衡表・基準線)
・ユーロ円:154.41円(2023/12/15安値)
・ポンドドル:1.2612ドル(2023/12/21安値)
・ポンド円:178.36円(2023/12/14安値)
(山下)
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ
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