
ただ、中東情勢を巡る地政学リスクの高まりが意識され、ハンセン指数の上値が伸び悩む展開があり得る。イスラエル軍のハレビ参謀総長は26日の記者会見で、ガザでのハマスとの戦闘について「あと何カ月もかかる」との見方を示した。紅海で親イラン武装組織フーシが商船への攻撃を繰り返している影響で、原油価格の急上昇が警戒されている。
26日のNY株式相場はダウ平均が反発し、ハイテク株主体のナスダック総合は3営業日続伸した。インフレ沈静化見通しや米国経済のソフトランディング期待を背景に買いが優勢だった。同日の香港株の米国預託証券(ADR)は英金融大手のHSBC(00005)や、ネット株のテンセント(00700)、アリババ集団(09988)、ネットイース(09999)、美団(03690)が香港終値を上回った半面、香港公益株のホンコン・チャイナガス(00003)、長江インフラ(01038)が下回って引けた。
・提供 DZHフィナンシャルリサーチ