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【見通し】週間為替展望(豪ドル/ZAR)-豪ドル、対円では上値が重い

◆豪ドル、対ドルはもみ合いも対円では上値が重い
◆NZドル、インフレ鈍化予想高まり上値は重い
◆ZAR、食品インフレ上昇と小売りの低迷で軟調予想

予想レンジ
豪ドル円 91.00-97.00円
南ア・ランド円 7.30-7.80円

12月18日週の展望
 豪ドルは対ドルではもみ合いも、対円では上値が重くなりそうだ。今週は米、ユーロ圏、英国、スイスなどが今年最後となる政策決定会合を行ったこともあり、豪ドルもその動きに連れて神経質な動きを見せた。これらのビッグイベントを通過したことで、来週の豪ドル/ドルの値動きは限られたものになりそうだ。ただ、豪ドル円は日銀政策決定会合(18-19日)の結果や植田日銀総裁の記者会見が終了するまでは予断を許さない状況だ。ゼロ金利政策を解除することはないとみているが、今後の解除を示唆した場合には上値を抑える要因となるだろう。

 例年、12月最後の2週間は、市場参加者が激減することで流動性の悪化が懸念されるが、そういった中で19日には5日に行われたRBA(豪準備銀行)理事会の議事要旨が公表される。声明文では判断できなかった踏み込んだ内容には警戒しておきたい。声明文では、タカ派色が後退したとされた前回声明をほぼ踏襲。豪金利の低下を招き豪ドル安となった。年明けに発表される12月の消費者物価指数(CPI)を下方修正する予想も出てきているほか、13日に発表された中期経済財政見通しでは、インフレ率について、23/24年は3.75%、24/25年は2.75%、25/26年は2.5%へと低下する予想となっている。議事要旨で更にインフレ低下を示唆する文言があった場合は敏感に反応することになりそうだ。

 また、NZドルは上値が重いとみている。11月の食品価格が3カ月連続でマイナスとなったことを受けて、一部金融機関はNZの10-12月期インフレ予想を+0.5%から+0.3%まで引き下げた。また、今週発表された7-9月期の国内総生産(GDP)がマイナスに転じたこともNZドルの重しになりそうだ。なお、NZからは18日に10-12月期ウェストパック消費者信頼感、19日に11月貿易収支とANZ企業活動見通し、企業景況感、20日に半期の経済・財務アップデートが財務省から公表される。

 南アフリカ・ランド(ZAR)は引き続き上値が重そうだ。今週発表された11月CPIは市場予想より低下。インフレに苦しむ南アにとっては良い結果となった。ただ、鳥インフルエンザの影響もあり、食品インフレ率は9%まで加速している。低所得者にとっては厳しい結果となった。また、10月の小売売上高は前年が大幅に低下していたにもかかわらず、更に低下幅を広げるなど経済の停滞が顕著となっており、南アランドの重しになるだろう。なお、来週は南アからは主だった経済指標の発表等は予定されていない。

12月11日週の回顧
 豪ドルは対ドルでは強含み、対円では横ばいだった。対ドルでは米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米国の早期利下げ観測が高まったことで強含んだ。また、11月の新規雇用者数が、常勤雇用者を中心に、市場予想を大幅に上回ったことも支えになった。

 ZARは地合いが弱いまま。対ドルでは米連邦準備理事会(FRB)の利下げ観測の高まりがZARを支えた。ただ、ZAR買いの勢いは弱く、対円では7円半ばから後半で上値が重く推移して地合いの弱さを示した。(了)


・提供 DZHフィナンシャルリサーチ