と~っても忙しい人に、まんがでお届けするFX。
今回おさえておきたいネタはこれだ!
目次
円安の再来・・・
円安のメリット・デメリット
今後のドル/円相場はどうなる?
円安の再来・・・
- たいへんだー、たいへんだー
- どうしたのだ
- 円安が止まりません。今年2023年の1月はドル/円が127円台だったのに151円(※2023年11月16日時点)まで来ちゃったのです
- 世間でも話題になっているのだ。151円といえば、2022年10月以来の水準なのだ。そして33年ぶりの152円も視野に入ってきたのだ
- なぜですか??????昨年2022年で円安は終わったと聞きました
- それが、米連邦準備制度理事会(FRB)が想定する以上にアメリカのインフレが高い状態が続いたから、利上げを継続し2023年7月時点で政策金利を5.25-5.50%まで引き上げて、それ以降は様子見状態(※2023年11月16日時点)となっているのだ
- えーっと、たしか2022年は計4.25%も利上げしたけど、2023年に入ってからは計1.25%ってことは昨年に比べたら利上げ幅は縮小していますね。だけど、日本はずっと金融緩和策を続けているので、その差はどんどん広がっているからドル高・円安が続いたってことですね
- そうなのだ、ピザちゃんよく勉強しているね 円安の要因は金利差だけが原因とはいえないけどね
- ふむふむ。そういえば話を戻しますが、さっき今のドル/円は33年ぶりの高値に近づいているということでしたが、やっぱりこれ以上の円安が進まないように為替介入をやるのでしょうか
- 2023年に入って、日本政府・日銀が円買い介入をやった実績はないのだ。ただ、日本政府の関係者は「急激な変動は望ましくない」「(為替介入について)スタンバイだ」って円安を警戒しているのだ
- 「スタンバイ」っていつでも円買い介入できるぞって言っているみたいですね
- 2022年には「スタンバイ」と言って、その日に円買い介入を実施したこともあるから市場では警戒度が増したのだ
円安のメリット・デメリット
- なるほど。そもそもの話をしたいのですが、円安を食い止めようとしているってことは日本にとって円安は悪いことなんでしょうか。メリット・デメリットは何がありますか?
- 円安が良いのか悪いのかは一概には言えないのだ。デメリットの例を1つ挙げるとしたら、ピザちゃんの原材料である小麦粉が値上がりしているのは身に感じていると思うのだ
- はい。値上がりがすごくて苦労しています。円安と関係あるのでしょうか?
- 関係があるのだ。円安が進むと理論上は輸入品の価格が上昇するのだ
- 輸入品が?なぜ、輸入品は円安の影響を受けるのか教えてください
- 小麦粉を例に考えると、日本はアメリカからたくさんの小麦粉を輸入しているのだ。すると小麦粉を買うにはドルが必要になるから、ドルで小麦粉を買った時のことを考えてみるのだ
- なるほどー、円安が進むほど必要な資金が増える、それが物価高につながっているってことですね
- そういうことなのだ。ガソリンなどのエネルギー資源や生活必需品、食料品など輸入商品の物価高には円安が影響しているのだ
- このような状況が続けば、生活が苦しくなるし経済にも影響が出ますよね。やっぱり円安は良くないことなんじゃないですか?
- たしかに、物価高は大変だけど円安によるメリットもちゃんとあるのだ!
- それはなんでしょうか
- 円安というのは海外の方が日本でお得にお買い物ができるということなのだ。例えば、1ドル100円の時に100ドルを円に両替すると10,000円、150円の時だと15,000円分のお買い物ができるのだ
- おー、5,000円もお得にお買い物できるのは良いですね
- そうでしょー、コロナが落ち着いたこともあってこの円安のチャンスを活かして外国人観光客が増えているのだ
- なるほど、観光客が増えると宿泊施設や飲食店などの需要が増えて経済にも良い影響が出ますね
- これは一つの例だけど、円安にはメリットもデメリットも存在しているということなのだ
- そうなんですね。ただ、やっぱり日本産のピザとしては今の物価高や海外旅行に行くときにたくさんお金が必要になることを考えると円安がいつまで続くのか気になります。ちなみに今後のドル/円相場はどうなるのでしょうか
今後のドル/円相場はどうなる?
- まず、ドル/円相場は短期的に見ると、まだドル高・円安は続く可能性があるのだ。日本とアメリカの金利差はすぐには縮まらなさそうなのだ
- つまり、これまで続いたドル高・円安の流れは急に大きく変わらないってことですね。ただ、急に大きく変わらないとはいえ、今後の動向をチェックするうえで、特に注目したほうがいいことを教えてください
- ここまで円安が進んだのはアメリカと日本の金利差が影響しているから、米連邦準備制度理事会(FRB)が追加利上げを実施するのか、いつから利下げに転じるのか、今後の経済指標データを慎重に吟味する必要があるのだ
- やっぱり、金融政策に注目ですよね。ちなみにどのようなデータに注目すべきでしょうか?
- もっとも重要視されているのは、アメリカの雇用関連指標の雇用統計やインフレ指標である消費者物価指数、景気動向指標の小売売上高などの指標なのだ
- メモメモ~
- パウエルFRB議長が「今後のデータ次第では追加利上げが正当化される」との見解を示したこともあり、まだ追加利上げの可能性が残っているのだ。
- そうなると、まだ円安が進むかもしれないということですね・・・では、中長期的に見るとどうなんでしょうか
- 中長期的に見ると市場ではFRBが来年中に利下げに転じると予想されているから、いずれドル高は収まるであろうとも言われているのだ
- アメリカがついに利下げに転じるかもしれないのですね、あと、日銀の金融政策はどうなるのでしょうか
- 日銀は、2016年から実施したマイナス金利政策をついに解除する可能性があるのだ。つまり、円安の要因となった金融緩和政策が終了に向かっていくと考えられるのだ
- そうなると、円安・ドル高の流れに変化があるかもしれないってことですね
- そういうことなのだ。ただ、ドル/円相場が今後どのように変動するかは、引き続きデータを注視する必要があるのだ
- わかりました。アメリカと日本の金融政策の動向を確認しながらドル/円相場も見ていきたいと思います。ベレーちゃん今回もありがとうございました
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